講義時間数を勘案して事例を厳しく絞った旨、はしがきに書いてあるが、事例数に物足りなさはない。むしろ、なるほどと思わせる納得できる事例を、うまく選んである。
通読しただけでは、「演習」問題を解くのはやや歯ごたえがあるかもしれないが、良い教科書だと考える。
重症心身障害を一望するには大変いい本であると思います。他分野の知識も簡単に整理されており、参考になりました。しかし、専門職としてかかわるのであれば、さらに深い知識が必要かも・・・。この本を導入として、他の専門書で知識を深めたいと思います。
「世にも奇妙な物語」シリーズはいつも面白いのですが
今回私がこの作品を購入したのはこのオムニバスの中の一編が堺雅人さん主演だった為です。
その堺さんが出演する「フラッシュバック」
堺さん演じる主人公は普通の会社員ですが、周囲には内緒で五感型体験装置を通して
現実では体験できない事を架空の世界で体験する事に快感を覚えていきます。
しかし、そのうちに現実と架空の世界が交錯し、やがて・・・。
先にも書いた通りこの作品はオムニバスの為、長い話ではありません。
ただ、この作品ではほんの僅かではありますが
「普通の人(家庭では良き父親、会社では課長)」としての堺さんを見る事ができます。
堺さんが「身近にいる会社員」をさりげなく表現している場面が私は特にお気に入りです。
その他の作品についても少々触れます。
「さっきよりもいい人」
常にいい人にならざるを得なくなった主人公。でもそれが人生に与えた影響は・・・?!
自分がこのような場面に遭遇した時、とっさにどんな行動を取るでしょう。
日常生活に照らし合わせて考えさせられる作品です。
「これ・・・見て・・・」
作品の構成が秀逸。奇妙な男の子に出会った主人公の運命は・・・?!
とにかくラストにやられました。
「日の出通り商店街いきいきデー」
船越英一郎さん主演。船越さん以外この作品の主人公は考えられません!
男たちの熱き戦い、緊迫した一日、そして・・・???をご堪能ください。
「透き通った一日」
気が付いたら自分が死んでしまって幽体離脱をしていた少女。
それにより人間の本音と建前を嫌というほど見せつけられる事になりますが・・・。
最後にホロリとさせられる逸品。ちょっとしたオチも付いています。
芦田伸介の夫をもつ人妻(岡田茉莉子)は北野という青年と密会している。北野は戯れに彼女のヌード写真を撮る。帰路彼女は後をつけられ写真のネガを奪われる。脅迫電話に誘われて女は片山津温泉へ出かけるが、途中で北野が追ってくる。ネガを奪った男(露口茂)が現れ、北野の婚約者と称する女も現れる。岡田と露口は海辺を歩き、露口の求めに応じて体を与えるが、宿へ戻ると夫が来ていて二人で汽車で帰ろうとすると…。
という話。川端康成『みづうみ』の主人公を女に変えたもので、吉田喜重らしい光と影の映像が特徴的で、汽車、駅、海辺など印象的に撮られている。しかし退屈なのは免れない。
幼少の頃、まだ父の仕事が忙しくなく、家族で観ていた事を思い出します。 ビデオでも持っていたのですが、DVDになり多少BGMがオリジナルになっていますが これだけ観せてくれれば良いでしょう。
ノスタルジーでつい全四巻購入してしまいました。お薦めです。
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