会話ばかりで退屈になりもするのだが、会話の中でそれぞれの人物のキャラが浮き上がってくるし、伏線もあり、ユーモアがあって楽しい。不意をつくようなキャメラワークや演出、時間軸をいじった物語の展開、すべてがクールでかっこいい。
クエンティン・タランティーノの監督デビュー作のサウンドトラックはキムタクの出演したウイスキーのCMに使われ一世を風靡したLITTLE GREEN BAGに始まりハリー・ニルソンのアコギが聞かせるCOCONUTまで、聞く者の心をワシ掴みにして離さない30分。そう、30分と短いアルバムではありますが、内容凝縮。60分以上に相当することは間違いないでしょう。所々に挿入されたダイアログもマドンナのlike a virginの本当の意味についての侃々諤々の議論だったり、強盗の心得についてだったり。さすがはタランティーノ!
映画もすっごくかっこいいけど、音楽がこれまたスゴイ。 昔キムタクのCMに使われていた「LITTLE GREEN BAG」が 一番いいです。 他の曲も珠玉の名曲。 いい映画にはいい曲が不可欠です。
内容は素晴らしいものです。この作品のファンなら間違いなく買いだと思います。 ただ、 DVDを持っている方は無理して買いなおす必要は無いかもしれませんね。確かに綺麗になっていますが、この作品の見るべき部分って画面の綺麗さではありませんからね・・
特典での批判家のウンチクは正直眠くなります(笑) オタク的な褒め方や見方は個人個人に任すべきで、人に押し付けたらダメなんだなと痛感しました(笑) 個人的にはレザボアとパルプとジャッキーブラウンをセットでBD化してもらいたいですね。QTの映画はこの三本で十分かなと思っています、個人的には・・(笑)
法や倫理の枠を超えた「男の美学」と
「愛すべき無駄事」の数々が心地良い作品であります。
まさに「趣味人監督」タランティーノ氏の魂を
感じる作品であると言えるでしょう。
|