1982年〜1994年に月刊誌「りぼん」にて連載された少女マンガ。
吸血鬼の父と狼女の母を持つ女子中学生が主人公。
近寄りがたい雰囲気を持つクラスメイトにベタぼれし、
ライバルと争いながらも努力していく様子は
まさに少女マンガ、といったところだが、
両親の出身地である魔界が絡む展開も多く、ファンタジー色が濃い。
全体的にはラブコメなので、どれほどシリアスな場面でも
コミカルなやり取りが挿入されるが、
展開が早く、常に切羽詰った状況になるので一気に読みやすい。
純情すぎて気恥ずかしくなるようなところもあるが、
先がどうなるか気になるし、男性でも楽しめる作品。
この作品も実は歌から入った。
エンディングテーマの「今は最後にあなたからもらった言葉つらぬいて」というフレーズが何となく頭を離れなくて気になっていた作品。
絵柄とタイトルは明らかに小さな子ども向けなんだけど、一体どんなストーリーなのか。
ここを読む人はタイムリーに見ていた方が多いだろうから内容は省くが、このVol5はお得です。
何がって、ちょうどオープニングとエンディングが切り替わるところだからで、テーマソング4曲が聴けるのは多分これだけ。
私はやはり後半のエンディク「笑顔を忘れない」が好みだが、
天下の(私はファンじゃないけど)小室哲哉作曲のオープニングを最後まで使わなかったのって、
それは物語が大きく流れを変えていくところだっていうのもあっただろうけど…、いろいろ妄想すると楽しい。
音楽だけならCDでいいじゃんという方、それは違います。
26話のブロスにのっとられたカノンと戦う場面の星夜とデューイのやりとりが最高。
「作戦は?」「ない」これが2回あった後だから、3回目の星夜の「作戦は?」に対するデューイの提案が生きてくる。
子どもの自殺が相次いだころに、それを憂えた秋元康氏が世に放った作品だと聞く。
そう思って見ると「愛と正義」というこっ恥ずかしいセリフも歌詞も別の意味を持って響いてくる。
「強く強く戦う(いきる)ことのつらさ 心決めたから振り向かない」
うん、いいね。
私が子供の頃読んでいて、今は娘のために買いました! とてもきれいですぐ届きましたし、買ってよかったです。
下の方同様、私も20年以上前に夢中になっていたマンガです。最近、ケーブル放送でアニメ版を見てしまい、また夢中になりました。私もやっぱり「ランゼ&真壁くん」世代ですが、二人が素敵な両親になった姿も大好きです。DVD化してください。お願いします!!!
当時、根強い蘭世Fanにとっては、「ときめき〜」は蘭世編で終わって欲しかった
という声もあったらしいが、続編というよりスピンオフと思って読めば、
これはこれで楽しめる。
蘭世&俊と決定的に違うのは、鈴世となるみは幼なじみで、
出逢った時からお互い想い合っていたこと。
それゆえ、一方的な片想いから多くの苦難を乗り越え、
めでたく結ばれた第一部と比べれば、生ぬるい気がしてしまう。
それでも、記憶を失くしたり、2人が引き裂かれてしまうような
大きい事件もやって来るが、あまりせっぱ詰まった感じがしない。
鈴世の、優しくキレイすぎるところと、なるみのどこか頼りない部分が、
話全体をのほほんとさせているせいだろう。
のちに、メインキャストが4人になっていくこともあり、
「みんなで力を合わせよう!」という流れから、
かえって2人だけの絆がぼやけてくる。
あまり恋愛恋愛していないのが第二部。
「想われてるのに、自信がない..」といった、ぜいたくな
なるみの悩みに、どこまで読者が共感できるかだ。
ただ、家族や仲間たちのつながりという点では、
心あたたまるストーリーといえる。
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