両親が高血圧で降圧剤を飲んでいて、疑問を持ち本書を手にしました。医者も時間がないのでしょうか。検査で血圧が高いとまずは降圧剤という姿勢。もちろん、どうしても降圧剤でしか下げざるを得ない状況も中にはあるでしょうが、85歳をすぎた高齢者に、食事療法の大切さや、生活習慣の改善などの指導を全くせずに、副作用のある薬を永久に服用しなくてはならない状況にさせるのはあまりに安易です。医療費が増加している背景には長寿ということもありますが、あまりにも薬にたよりすぎていることも原因です。薬に頼らないで、血圧が下げられるならまずはそれを積極的にとりくむべきです。個人だけではなかなか、生活改善も難しいと思います。このことにこそ、行政や医療界が、指導的立場で、とりくんでもらいたい。本書はそういう点で啓蒙的書物であると思います。誰かが、声をあげるべきことで、このような書物が一般の人の過度な医者薬信仰をおさえ、自分で病気を真剣に見つめ、また、行政の健康への積極的とりくみを喚起する一助となると思います。反対の立場の本も色々読んでみることもあわせてお勧めします。
本の中身はイラストもあり大変見やすいが、内容は一般的なことが書かれている。 最新医学と言う割には東洋医学的な考え方が大変多く見受けられた。 素人の人にはこれで十分満足できる内容と思うが、もう少し専門的な見解や解説が欲しかったので☆4つにしました。
朝食を抜くという健康法を聞いたとき、すぐにやってみました。疑問を感じなかったのは、私自身が10キロや5キロのロードレースに出るときに、スタートが午前中だと、朝食をいつも抜いていたからです。市民レースですが、一応入賞を狙って走るので、一番怖いのは腹痛でした。胃に何も入っていないと安全なのです。そして、このくらいの距離なら、朝食べていなくてもエネルギーが切れることはありませんでした。
ですから、朝を食べなくても、午前中の活動に支障をきたすことはないと考えたのです。
やってみると、2食主義は体調を良くしてくれました。特に、午前中は頭が冴えます。体脂肪も減りました。忙しい時期に睡眠が少なくても、以前ほど疲れません。肩こりは殆どなくなりました。
ただし、休日で、たくさん走るときは、2食の量を少し増やします。
しかし、体調が悪いときに、昼前に非常に空腹になってしまうことがありました。このことを考えると、2食で耐えられないという人は、体力が足りないのかもしれません。あるいは、体に蓄えられているグリコーゲンが少ないのかもしれません。
2食に移行する方法はいろいろあるでしょうが、ある程度体力をつけてから試みるのも有効かもしれません。私の場合は、苦痛は全くなかったですから。
「薬」があまり好きでない高血圧の知人に「薬なんて大仰なものじゃないから気楽に摂取してみてよ」と渡したところ、取りやすくて血圧も少しずつ下がっているとのこと、定期的に買おうかと思います。
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