お母さんの、ノリが、こちらにも元気をくれます。 歌もうまいです。
ビートまりお全開、大音量では聞けない。
でも毎日聞いてる。一人で。
未婚、子ナシ、三十代以上の女性を負け犬と定義して発生原因や特徴について分析(エッセイ調だしあくまで主観的なものだが)。
負け犬は享楽的で恋愛好き、「高」女性と「低」オタク男子が余っているので少子化が進む、等々。まぁ、そうだよね〜、というような内容だが、「負け犬」という呼称を使用し、赤裸々に語ったのが、斬新なことだったのだろう。 男女共同参画社会などと声高にいわれても、世間にはやはり「男のいない女は負け犬」という価値観がある現状。「勝ち犬」のようにはなりたくないようでもあり、しかし「負け犬」であるのも孤独であったり不安であったりするような、微妙な心理を軽妙に描いている。
“負け犬から漂うなんだかイヤ〜な雰囲気”を「イヤ汁」という表現が、かなりウケた。(欲求不満とかあがきとか言い訳とか嫉妬といったものがドロドロに混ざった上で発酵することによって滴るもの、だそうだ。)
ところで著者は「負け犬」発生の原因として「不倫」の存在が大きいと考えているようだが、世間ではそんなに不倫が横行しているのだろうか・・・?
まぁ、気軽な読み物としてそれなりにはおもしろいです。
トークCDで募集したお題を元に製作された曲を一年分計12曲収めた、楽しいアルバム。
著者曰く、人間はソリの合わない相手やうっとおしい相手対してほど、よくホメてしまうものらしい。 この本の次々出てくる、歯の浮くような心にも無い「ホメ」の数々が、自分にも心当たりがあって、思わず謝りたくなったり・・・ それにしても、著者の人間観察(自分観察なんでしょうか?)は毎度するどいなぁと感心させられます。 ここまで、人の心を読んでる人が、周りにいたら!?ちょっとやりにくいですよね。 人をホメる時はすぐバレるような、「ホメ」を使わないように、また自分も他人からの心にもない「ホメ」に踊らされないようにしたいと、考えさせられる(?)一冊。
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