全曲当時Del-Fiレコードから発売されたアルバムより収録、ヒット曲は収録されてない。 1-5曲は1959年の1st 'Ritchie Valens' より、6-10曲は1959年の2nd 'Ritdhie' より、11-20曲は1960年に発売された 'In Concert At Pacoima Jr. High' が全曲収録されてます。このアルバム11-15曲までが1958年12月10日の母校の中学校でのライブ(かなり音質悪いですが当時16歳の彼は卒業したばかりでスターになったのでキャーキャー凄いです)16-20曲は1958-59年のデモ録音です。
Ritchie Valensは1941年LA生まれのメキシコ系アメリカ人です。16歳のときにThe Silhouettesというローカル・バンドにギタリストとして誘われ参加し、途中からはヴォーカリストも兼任、1958年にスカウトされてデビューしました。"Come On, Let's Go"(July 1958)をヒットさせ、年秋には音楽に専念するため高校を中退しています。そのころメキシコ民謡をロックンロール調にリメイクした"La Bamba"を実際のガールフレンドを歌った"Donna"と両A面シングルとして発表しましたが、これはスペイン語で歌われた曲としてはアメリカで初めてのヒット曲となりました。 Ritchie Valensは、2機の飛行機がplaygroundの上空で衝突、その残骸により数人の友人が死傷するという身近な事故を経験したため、飛行機に対して強い怖れを抱いていたとされています。1958年秋ごろからは人気が全国規模となり、TV出演などの仕事が入ったためやむを得ず飛行機に乗るようになっていました。Buddy Hollyらとのツアー中の1959年2月3日、移動中の小型飛行機が墜落し、同乗したBuddy HollyやBig Bopper、21歳のパイロットと共に、わずか17歳で死亡しています。 ということで、公式活動はわずか8か月。初の大ヒット曲"La Bamba"がRitchie Valensの最後の作品になりました。短すぎて本人も無念でしょうね・・・。 なお、活動期間が極端に短いのでやむを得ないのでしょうが、通して聴くのにはクオリティ低過ぎでちょっと辛いです。そもそも"La Bamba"自体、声は出てないしピッチは悪いし・・・・17歳だからしょうがないかもしれませんが。
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