言わずと知れた「タイムボカン」の人！
このＣＤではじめてお姿を拝見しましたが、
結構ダンディなオジ様って感じ・・・だからアノ歌声とのギャップが。
・・・
「戦国武将のララバイ」は是非、歴史の授業で採用してほしい！
すでに発表されているかもしれないけど、
武田や今川、伊達に浅井。そして明智とかも聞いてみたい。
「泣き男ＳＵＢＷＡＹ」は映画のようだし、
ジャンジャカ響くアコギのストロークがかっこいい。
全体を通して笑いの中に哀愁があり、哀愁の中にコメディがある。
「少年の夢は生きている」は多分　山本氏の子供の頃の話し、そして
「ボカンで育って大人になって」はズバリ私達の世代のこと。
こういう微笑ましい懐かしさって、人間の温度を感じることができる!と思います。・・・今風に言えば「癒される」？

ボリュームもいい感じで、見た目も◎。メンズ用とありますが男女兼用で全く問題ありません。もうちょっとボリュームが欲しい!!という女性の方には重宝すると思います。巾着のサイズはジャストで箸ぐらいは入れられます。

いやー、ひたすら面白かった。
こんな大ヒットゲームにこんな労苦があったとは。

これ、『龍が如く』ファンならずとも、そこらのビジネス本より、よっぽど得る
ものがあるんじゃないかなー。
企画を通す苦労から始まり、プロモーションの苦労、ヒット後の『龍が如く』を
すたれさせない苦労などなど、終わることなき苦労とともに疾走する製作スタッ
フや営業の皆さんにただただ、ありがとうございますと言いたい。

これらの苦難をなんだかんだ楽しげにおのれの糧としてひょうひょうと乗り越え
る名越稔洋をはじめとするプロデューサー、シナリオ担当者などの、それぞれの
仕事への姿勢、個性の違いがまた面白い。人間ドラマ。
本の構成がまたいいのだ。ちょっと耳慣れない言葉には必ず注釈のある親切設計。
しかもそれが読書を妨げないうまい作り。
プロジェクトＸ的な男たちの熱いドラマ部分の合間に、ゲームの小ネタのコラム
といったものがバランスよく配置されてる。
制作における技術的なこともシロウトにも分かりやすく説明してくれる。
へーっ、って思う豆知識的なことが、事も無げに書いてあったりするのも嬉しい
（例：ＵＦＯキャッチャーはセガが開発した、など。一般的に知られてることか
もしれないが、私は初耳）。

すごく読みやすくて、それなのに情報がコンプリート。
ゲームで楽しませてくれて、さらにこの本。
どこまでもエンターティンメントを提供してくれるその姿勢には敬意を表したい。
これを読んだあとゲームをやると、また新たな発見で楽しめると思う。
あー早くやりたい。