未だ買収の標的にさらされている民放各局には手が出せない題材ですよね。
やっぱり
大森南朋の演技が凄まじい(!)ですが、
松田龍平演じる西野の存在
もこの短いドラマ全体にピリッとスパイスを効かせていたと思います。
劇中では、鷲津への憎しみと憧れを一緒に抱えながら、手段を選ばない徹底的な合
理主義で時代の寵児へとのし上がっていく過程はあえてカットされてましたが、西
野が裏社会にも手を染めてしまったことを暗示しているような想像をかきたてられ
て良かったです。西野主演のスピンオフ版とかあれば、面白いかもです。
ちなみにテレビドラマのDVDを買おうと思ったのは今回が初めてです(6月の再放送
を録画できるとしても、欲しいと思いました)。毎回エンディングテーマに流れて
いく時点でテレビ画面に向かって拍手をしてしまうくらい出来の良いドラマでした。
あれもこれもと、
大森南朋がいっぱいにつまった本です。
私は、購入前は、表紙と題名のイメージから、よくあるタレント本のエッセイ+自伝+写真集だと思っていました。
内容は、表紙のイメージとは違い、「
宝島」的な、
大森南朋のあらゆる側面がたくさん詰まった、楽しいおもちゃ箱のようです。いい意味で予想を裏切られました。
彼のストイックな部分、ユニークさ、セクシーさなど、あらゆる角度でとらえている個性的な本だと思います。
星4個にしたのは、紙質が悪いからです。