私自身、兄がいるので、弟役の
山田孝之の目線で感情移入ができました。
ややリ
アリティに欠ける設定もありましたが。兄弟の感情は本物だと感じました。
たとえどんな大きな欠点があっても、弟にとって兄はヒーローであって欲しいのです。
そして、兄は弟が想像する以上に弟のことを大切に思っている。
ラストの漫才のシーンで「それでも兄貴ですから」を繰り返す弟の姿に、すごく共感しました。
家族の絆は、自分自身が思っている以上に、ずっとずっと深い。
兄役の
玉山鉄二の涙は演技を超えていて、本物の兄弟愛を感じさせました。
兄に才能や社会的地位なんてなくてもいい。兄がいる、ただそれだけで弟は幸せなのだから。
そのことに気づかせてくれる、心のこもった本物の映画でした。
冒頭で殺人事件は起こるものの、犯人を推理するゲームとはちょっと違ったタイプのアドベンチャーゲームだった。「黄金の羅針盤」や「マーダークラブ」などの推理ゲームなどを続けてやったので、このゲームの古い感じの画像には最初なじめなかったが、その古さとストーリの内容がすごくマッチしていた。
登場人物の会話部分はナレーターがついていたのだが、解説部分にはそれがないため、長文の解説部分はまだ読んでいないのに次の画面に勝手に進んでしまう場面がたびたびあった。それと地図を見ながらの移動になるため、行きたい場所にすぐ行けないところが難点かな。
「ふたりは友達」好きの子供のみならず大人も心あたたまります!
著者の朗読CDも聞きやすくてすばらしいです!
初歩の
英語学習にもおすすめです!
この本のテーマは、犯罪加害者の家族に対する、差別問題です。本人は全然悪くないのに、そんな差別は、悪いことだ。ひどい・・・・・・なーんて。この本を読み始めたときには、素直に思っていたのですが。
「君が今受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑なんだ」「我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。自分が罪を犯せば、家族をも苦しめる事になる-すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」
こんな文章にでくわすと、反論できない気もしてきます。感情論としてだけでなく、善悪という基本的なところからして、事はそんなに単純ではなく、差別をなくすのは難しいんですね。自分の中に、そういった差別意識があるのかないのか。それすらも、この本を読んだら、わからなくなってしまいました。
だから、まずは読んでみてください、と言うしかないと思います。上記のような重いテーマのわりには、ストーリーは面白いし、読みやすいし、エンターテイメント性のある本で、読んで損はないと思いますから。少なくとも、私は、感動しました。泣けます。