私は、現在81歳。2年あまり前から月に一度、地域にあるデーサービスセンターで、介護を受けている人たちに地域の四方山話をしたり、一緒にうたを歌ったりしています。そのうち、いつからともなく、我流のハーモニカも披露するようになり、いつの間にか噂が噂を呼んで、私はその上手とされてしまいました。でも、正直に言いますと私のハーモニカは、誰にも習ったことがなく、自分で学んだこともなく、楽譜もよめずの体たらくで、とても人様の前で吹けるようなものではありません。少年時代、手元にあったハーモニカを口にあてて吹いているうちに、自然に音階の位置をを探し当ててなんとかメロディーが成り立つだけの、口笛同然のものです。それが、いつの間にか地域一番の奏者にまつりあげられ、今日午後から開かれる婦人会のコーラス発表会で、「上を向いて歩こう」を伴奏することにされてしまいました。前述のとおり、私のハーモニカは、闇雲に吹いているうちにできあがったもので、珍妙なことに音階が逆なのです。つまり、右が低音なのです。ある人に指摘されて「へーそうなのか」と気がついた時にはもはや手遅れで、正しくはふけません。それでもなんとか何を吹奏しているかはわかっていただけるのですが、大勢の人たちの前で吹奏するなんて思いも寄らなかったことを、今日これから体験することになりました。12年前、地域の自治会長(5,000世帯、12,000人)をつとめ、地域振興には熱心に取り組んできましたので、知り合いも多く、みなさんから励まされて今日晴れの舞台に上がります。曲目は、「上を向いて歩こう」「早春賦」「ふるさと」です。以前送っていただいたCDで私なりに練習し、一応は度胸もつきました。がんばってきます。
世界的にも有名な上を向いて歩こうがなぜなかなか12インチシングルが出ないか不思議でしたが これは買い
これを聞くと九ちゃんがまだ生きてる 心の中で生き続けてる気がします
私も著者のぶみさんと同じ団体で通い続けています。しかしはじめて行けたのは4月15日。のぶみさんは3週も早く現地に入っています。絵本作家のぶみさんだからこその観察と感度と伝える力によって書かれたこの本で、その衝撃の事実と悲しい出来事の数々を知りました。私はここまでの衝撃的な事態には直面していません。 昨日11月13日。石巻から帰京する待ち時間にふと、宿舎の書籍コーナーにあったこの本を手にしました。初めて読みました。のぶみさんと同じ現場にいたこともありますし、存在は知っていましたが、読んだのは初めてです。河北新報社の写真集、レポート書籍の数々、子供たちの生活報告などかなり読んできましたが、これを早く読めばよかった。いやこれこそ読まなければいけないと出会いの遅さを後悔しています。絶対のお勧めです。気楽に手にしたつもりが涙に咽んでしまいました。そしてまだまだ年を越しても要請がある限り、通い続ける気持ちを強くしました。 しかしのぶみさんも言っていますが、活動も知ることも遅いと言うことはありません。この週末も初めて参加するボランティアがたくさんいます。遅くなんかありません。今があなたの時、だから。この本も是非今、開いてください。 まだ復興はこれからです。そしてこの教訓を活かして地元の防災、減災をしてくことが大きな意味の支援です。もし首都圏が同じ被害を受けたら、東北への打撃ははかり知れません。 人々は絶望の淵に沈みます。打撃を出来るだけ少なく、東北の方々が元気出せよ!と笑顔で言ってくれるような最小限の被害にすることが重要ですし、この本にはそのヒントもたくさんあります。 併読をおすすめするのが、奇跡の災害ボランティア「石巻モデル」(朝日新書)です。のぶみさんが参加した活動の全体像とそれをしっかりと被災者の方々に結びつけたものはなにかを解説する書籍です。 2012/7/6追記 久しぶりに手にして読みかえしました。遠い出来事のような、昨日のことのような数々。団体の拠点も次々に収束しています。でも活動を終えたわけではなく、次のステップに入っています。より人の心と生活に寄り添う活動をしなければいけない難しい段階へ。この本で初心を忘れないようにして、今日も出発します。 2012/9/25追記 今年の防災の日9/1。首都圏防災訓練の負傷者搬送訓練に参加しました。これで16年続けていますが、変わってきたこともあれば、不安なこともたくさん見えます。「教訓」は活かせるだろうか?この本を改めて読み直して、考えています。
上を向いて歩こうが東日本大震災の復興応援歌のようにずうっとCM放送されていたことを思いだします。この曲のことにまつわるお話しが、昭和歌謡の歴史に絡んでいく手法と相まって、とても面白かったです。
笑顔が素敵な坂本九ちゃん! 見ているだけで楽しい気持になりました。 九ちゃんの笑顔のせいか、能天気な 青春映画の印象だったのですが・・。 この物語の登場人物は、みんな 心に不満や鬱憤を抱えている。 何かしら悩みを持って生きている。 そんなところが面白く感じました。 古き日の青春って感じが良かったし、 その素朴さを楽しみました。
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