氷室光三郎警視(
堂本光一)が婦人警察官の彩木くるみ(
深田恭子)を携
帯電話でリモートコントロールしながら事件を次々に解決していくお話です。現実ではまず絶対にありえないストーリーが微妙なリアルさを伴って次々と展開していく様子に目が離せませんでした。
事件の展開に伴うサスペンスと所々に織り込まれたユーモアが適度に融合したドラマだと思います。何といっても事件を怖がりながらも健気に一生懸命立ち向かって行く
深田恭子扮する婦人警官が可愛くてキュートです。私はこの作品で
深田恭子のファンになりました。また冷徹そうに見えながらもたまに人情味のある発言をする氷室警視を演じる
堂本光一にも好感を持ちました。
また脇役達が織り成すユーモアもなかなかいい味を出しています。いつもいいところでくるみに逃げられる
玉木宏、氷室警視の助手役のKONISHIKIなどもドラマの展開にバラエティを与えてくれました。
この系統の歌手はミーシャ、オレンジペコー、バードと鬼のようにデビューしている。ユーザーも重なっているのではないのか。このタイプの音楽の場合の問題点を指摘しておきますね。こういうタイプはアメリカのブラコンもののまねがほとんどなのですが。たとえばそれらのもののどこにセンスを感じるかといえば=トラックメイカーのセンスでありそれで90%決定される。なので、シンガーの実力は基本的に最後にのっけるものなので、ラストに評価される。このアルバムの場合。バックトラック=リズムトラックはアメリカの『スムーズ
ジャズ』のそれ的な
仕上げであるようだ。バックトラックが刺激的ではないので、ボーカルとのせめぎ合いが存在しない。だからスリリングでないBGMとなってしまう。逆に言えばアメリカのブラコンにはスリリングなしかけが多数存在していて、バックトラックと拮抗してぎりぎりのバランスの上に成立していると言える。そのへんが欠如しているのと。製作しているひとたちが心底楽しんでいるのが伝わってこないのがかなり痛いすね。
10点中4点 ひとやまいくらの世界になってしまう可能性は高い