あくまでイメージアルバムであり、ゲーム中で使われていない曲が多いが 逆にそれらの曲こそ輝いており、オウガの世界が限りなく広がると共に、 純粋なシンセサイザー音楽としても存分に楽しむことができる。
全編にEL&PやYES(ABWH)などのプログレエッセンスが散りばめられ、 かつ、80年後半〜90年代の日本のシンセ・打ち込み音楽の雰囲気が漂っている。 今では若干古い印象は否めないが、その時代の音楽を楽しんできた耳には心地良い。
3曲目「INNOCENCE」での大木理紗の歌声は、ファイナルファンタジーの ヴォーカル・コレクションの感動を蘇らせてくれる。 劇的な曲展開に乗る歌声は圧倒的で、このCDの最初のクライマックスと言ってもよい。
聴きどころと言われる5曲目「Megalo Syntaxis tes Astronomias」は 単純なメドレーであり、クラシックの交響曲のような有機的なつながりは希薄。 しかしここでゲーム音楽本来の目的を思い出す。 精妙なアレンジが施され、このゲーム音楽の特徴である音域の広いアルペジオが オウガの世界をリアルに描き出している。
7曲目の「Neo-A Planet's Death」が実に素晴らしい。 この曲はオーケストラで鳴らすことを前提に考えられていると思わせる。 煌びやかに鳴り響く高弦、ホルンの咆哮、コントラバスのゴリゴリという地鳴り、 メロディーに絡みつく木管楽器、聴いているだけで頭に各楽器が浮かんでくる。 ピアノ協奏曲か、ピアノを伴う管弦楽曲として、生で聴いてみたい。 そしてこの曲でアルバムが閉められることで、全体が非常に締まった印象となる。
ゲームをやったことが無い人は聴きづらいかもしれないが(ゲーム音楽の常)、 もしオウガファンで音楽好きであれば、ぜひ聴いてもらいたい1枚。
隠れ財宝の位置がある程度アバウトに記載されています。 内容的には十分です。
名作ゲーム伝説のオウガバトルには数多くの攻略本があるが、間違いなく本書が一番のできである。 伝説のオウガバトルは非常にボリュームの有るゲームであり、イベントも豊富である。ゲーム事体が良くできているので攻略本無しでも攻略可能ではあるが、どうしてもわからないイベントや、仲間にならない人物などが出てくるであろう。しかし本書を読めばすべてのイベントを拝むことができる。またいかなるエンディングにも到達可能であろう。 まだやったことの無い人は、本書を片手に名作ゲームをじっくりと堪能して欲しい。
このゲームに一番求められる要素はアライメントの操作だと思われます。 悪いやつはいくら英雄的なことをしても悪いやつのレッテルをはられるもんです。 ですが、情報操作をすることにより改善できます。 町の中ではいい子ちゃんぶって、町の外に出たら悪いことをおこなう。 これが悪党の鉄則です。 カード(アライメントの変化や攻撃など様々な効果)をつかいみんなの指示を手に入れ悪事を働きつつクリアする! 誤解を与えそうな内容を書いてはいますが、それを含めてもいろいろと面白い良い作品だと思います。
最初見たときは、薄っぺらくて頼りにならないかと思ったが、サターン版の攻略本に比べ遥かにツボを押さえた内容の濃い本だった。マップに若干位置ずれや漏れがあるが、サターン版に比べれば些細なもの。各マップのイベントをきちんと押さえてあり、攻略前後に必要な行動を見やすく記述してあるのも助かった。アイテムやエンディング条件等の情報も詳細。 但し、各マップ単体で見れば十分だが、攻略順序によって発生しなくなるイベントなども考慮して攻略を順序づけてほしかった。それと、製本が安っぽいのか、すぐに頁がバラバラになって本が壊れてしまったのも残念。もう少ししっかりした作りにしてほしかった。
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