藍理の最期、何故コワレ丸が封じられたまま放置されていたのかなど、作品の謎について一応の解答とともにラブコメらしいエンディングを迎えます。
ただ、駆け足な感じの完結で本巻で何人か新キャラが出る割に活躍の場がなかったり(十二天将など既存キャラも)と少々残念です。
シリーズを通してコミカルなキャラクターに陰陽道、お約束と楽しめました。

　収録内容
・２１−Ｇ（表題作）
　３ヶ月で４人の自殺者の出た学校に現れた転校生、彼の正体は・・・
　（２１Ｇとは人間が死んだ瞬間に軽くなる重さです）
・リビング・デッド
　霊能力を持ちながら、それを生かせなかった主人公が、憧れの彼女を守るため・・・
・ファリック　エンゼル
　牧師の父が死に一人残された娘、そんな彼女の前に父の死の真相を伝えに・・・
・ボーダーライン
　再婚する母へのあてつけに自殺しようとした少女が出会った少年？は・・・
・２１−Ｇ〈ＥＸＴＲＡ〉（短編）
　２１−Ｇのもう一つの物語、彼を待つ彼女、その場所は・・・

　相変わらず、シリアスとギャグのバランスがいいですね。
　個人的お気に入りはボーダーライン、子供から大人へ、テーマもストーリーもお気に入りです。（少女が出会った少年はやはり・・・でしょうね）
　

約２０年前のコミックですが、十分おもしろいです。人によって好き嫌いがあるでしょうが、こういうのもいいな、と思えてきます。興味があったら読んでみてください。

全２話収録のＤＶＤです。ファンタジーっぽい印象でししたが、現代社会に昔ながら呪術をもった一族の美女が都会へ出てきちゃったという感じです。具体的には上田祐司演ずる火々雄と国府田マリ子が演ずるニマのラブコメアニメという感じです。タイトルのタトゥーン☆マスター はニマが紋様族タトゥーンズであることからきています。

中身はごくごく普通のラブコメです。硬派で気にしてくれる異性は一応いるけど女の子にもてるかというとまるでもてず、しかもそれでいて鈍感な主人公火々雄が偶然にもニマと遭遇してしまいます。紋様族のリーダーであるニマを狙ったり連れ戻そうとする追っ手や一族との戦いなどもあり、幽遊白書に近い感覚があります。バトルでは紋様法術という超能力も登場します。ただしバトル自体はギャグ路線でもあるので深刻なバトルではなく見ていて笑えるバトルです。

しかしながら実は二人の出会いは偶然ではないことが後に明らかになります。なんとニマは紋様族の研究をしていた火々雄の父・考古学者でもある正枝から火々雄の写真を見せられており、火々雄と結婚したくてわざわざ日本へきたというすごい美少女です。両親も「息子の結婚のおかげで研究を続けていいって言われてラッキー」と承諾済みなので笑えます。一方で紋様法術のマスターにしてリーダーということもあり体中紋様だらけだったりしてやっぱり面白い女の子です。

ちなみにパッケージをはじめニマは基本的に露出度が高いですしセクシー系美女でもあります。ただ、最近のＤＶＤで話題のディレクターズカットなどによる乳首描写をはじめとした視聴者サービスは特にありません。「ニマは強くて可愛くて美しい」という感じで素直に見たほうがいいと思います。もっともそういうお色気要素を考えなくても十分楽しめる作品なので、買っておいて損はないと思います。