私の母が関口さんと同じ新潟出身ですが、地元に働くところや大学が少ないため高校を出て県外に出る人が多いといいます。今でこそセレブ系大学の青山学院も30年前はマイナーな存在だったといいます。
桑田さんが大学でナンパしまくっていた話や原坊が自分と桑田さんを危険人物だと思っていた話や苦学生ゆえの苦労やガッツマンの宮崎コンビ弘さんと大森さんやサザンがうまれるまでの秘話や、デビューしてからのドタバタ等が書かれています。
話はデビュー5周年の昭和58年までが描かれていますが、原さんの「娘心にブルースを」と組み合わせると面白いです。
関口さんと桑田さんの友情話は感動するものがあります。
帯に「サザンメロディに乗って体験する架空の世界旅行」とある通り、
ウクレレをメイン楽器に、サザンの曲を世界各地の音楽スタイルでアレンジ。
ミス・ブランニュー・デイ→キングストン/ジャマイカ
YaYa→
ハワイ/アメリカ
HOTEL PACIFIC →ハバナ/キューバ
愛の言霊→サンタ・マルタ/コロンビア
涙のキッス→リオ・デ・ジャネイロ/
ブラジルみんなのうた→カリフォルニア/アメリカ
希望の轍→
ミシシッピー/アメリカ
南たいへいよ音頭→ポート・オブ・
スペイン/トリニダード・トバゴ
Big Star Blues→慶良間/日本
真夏の果実→ドゥアラ/カメルーン
クリスマス・ラブ→ダブリン/アイルランド
忘れられたBIG
WAVE→イビザ/
スペインTsunami→サンディエゴ/アメリカ
リラックスして聴けるいい感じの曲が多いが、中にはウクレレでやるには
どうしても無理があって、コード感が違い、聴感上ちょっと気持ち悪い曲も。
それにしても関口さんのリーダーアルバムなのに、
ここまで桑田さん作品に依存するというのは、
同じバンドのメンバーとして、どうなのかなあ…
竹中直人の口笛に乗って気持ちも心も、どこか遠いところへ流されていく、そんな心地よい音楽のつまったアルバムです。最後の曲、6曲目はスタジオ外での録音。バックに聞こえる鳥のさえずりや足音に、耳元で演奏してくれているような錯覚を覚えます。いつでも暖かい日差しの下、涼しい風にふかれている気分にさせてくれますよ。
いままでいろんなウクレレの教本やビデオを買いましたがこれはオススメです。単なる曲集や弾き方のコツだけではなくウクレレに関する本やCD、有名奏者のエピソードや歴史、その他ウクレレに関係のない楽しい話をなんとあの、サザンオールスターズのベーシストである関口和之さんが熱く語ってくれます。ウクレレが上手になりたい人もあまりウクレレに興味のない人にもおすすめのDVDだと思います。もちろん、DVDだけでなく曲集もついています。