この映画は本当に拾い物。すごく楽しめた。カラー映画で画質も綺麗。
タイトルロールもカラフルで楽しい。
顔合わせが珍しくて、ずっと気になっていたけれど、これは「当たり」。
C・ゲーブルとS・ローレンの魅力がたっぷり堪能できると同時に、カプリ島の美しい景色がふんだんに出てくるのも魅力。
V・デ・シーカが俗物で女好きの愛きょうある
弁護士役で共演。
テンポもいいし、飽きさせないコメディーだと思う。
特にC・ゲーブルがカフェでコーヒーを注文するシーン、子供にチーズバーガーの作り方を伝授するシーン、他にも多くの2カ国の異文化交流・アメリカと
イタリアの文化の違いが際立って面白い。
「ファスト・フードVSスロー・フード」は笑えた。
経済的に豊かなアメリカに対する、当時の
イタリア人の正直な気持ちが表れている台詞が秀逸。
そしてC・ゲーブルの包容力のある笑顔が素敵、子役の演技もクサくないしナチュラル。
「
ローマの休日」でG・ペックの下宿先の猟銃を持ったおじいさん役の俳優と、オードリーの髪を切った
美容師役のP・カルリーニが出演していた。
S・ローレンがナイト・クラブで歌って踊るシーンがセクシーでキュート。S・ローレンは、
英語を話すとなぜかものすごくキュートになるから不思議。
湿っぽくなくてカラッとしているところが好き。
「青の洞窟」内部のシーンも美しい。
素敵な写真がふんだんに盛り込まれ、各都市・街の記述も、簡潔なため、南
イタリアの旅行の計画を立てるのに手放せない一冊となった。特にナポリは、地図も充実しており、ウォーキングの参考ルートなどもあるので、来月の旅行に携帯していくつもり。旅行前から、この本を読むと行った気になるから不思議だ。南
イタリアのイメージが続々湧いてくる本。願わくば、ナポリ以外の町々について、歴史や都市計画などもう少し詳しい説明があれば、使い道がもっと広がると思う。