この映画は(1)日本文化+(2)可愛い女の子(二階堂ふみ可愛い)+(3)過剰とも言えるスプラッター描写、という海外受けするエンタメ要素をふんだんに盛り込んでいる。確かに(3)の過剰とも言えるスプラッター描写が受け付けられない人もいるだろうし、投げっぱなしなラストに「ヤッチマッタヨー」と残念さも残るかもしれないが、どこかネジの緩んだ登場人物達の馬鹿な言動もさることながら、
堤真一の反則とも言える顔芸で基本的にはゲラゲラ笑える上に、長谷川博己演じる平田の狂信的ともいえる映画への情熱を伴う怪演が作品の要所要所で締めているので最後まで安心して楽しめる。
人によっては☆1〜☆5と評価が分かれそうだが、とにかく笑えて冒頭から仁義なき戦いのパロディから始まるという映画愛に溢れた作品なので個人的には☆5。