たぶん、このCDはモー娘辺りを意識してるんだろうと思えるけれども、はるかにその上をいくものなのは間違いない。良い意味での音楽のゴミ箱。ミソもクソも一緒である。

いままでのアクのつよいデジコとは打って変って、３頭身のかわいい女の子を強烈にアピールしているパラレルワールド的な作品。デジキャラット星が舞台なので、地球人の「うさだ」や「なみたく」はでてこない。代わりに新キャラがふえてるし、ピョコラがサブキャラ扱い。こんなデジコでいいのか、と思いつつも、ＣＳ放送での本作の画質に我慢できない方はこれを即ゲットするしかない。悩むところだにょ。

ちびキャラが板に付いてきた感のある、第２巻。各５分で４話完結のスタイルを採っている。今回は、「怪盗」「海賊」「スピードレース？」と、さまざまなお騒がせを見せてくれます。もうここまで進むと、前作の何年か前、という設定は完璧に無くなってますね。特に「ピヨコ」。悪役デジデビルの相棒になってしまい、アナローグ星の姫の威厳まったくなし。側近の「リク、カイ、クウ」も登場してないし。別次元の「でじこ」として楽しむべき作品です。それにしても、画質の良さは感動もの。ＣＳオンエア版を遙かに凌ぎます！
　　

でじこシリーズのパラレルワールドとして展開している、「ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット」。
この作品で音楽を担当されているのは、「ハム太郎」「ときメモ」でも知られる岩崎元是さん。
独自の世界で、素敵なポップスをアニメ音楽というフィールドで展開されています。
当然、このアルバムも、その流れをくんでいます。
すぎやまこういちさんのスタイルのイントロ（ドラクエと言うよりタイガースへの提供曲のイメージです）から、今様Ｒ＆Ｂスタイルのリズムに流れていく「ぽあぽあエブリデイ」や、どこかスクリーミン・ジェイ・ホーキンスを思わせる「ブラック・ヘブン」、そして、岩崎さんの定番、ウォールサウンドの魅力たっぷりの「ぱにょぱにょLovely Time」と、今回も楽しい曲がいっぱいです。
内容的には大おすすめですけど、コピーコントロールが採用されているので、残念ながら減点してしまいました。