永井龍雲さんの自力本願ツアーが始まりました。コンサートでは、新しい作品と今までの作品と演奏されています。このベストには、「お遍路」「思い」「つまさき坂」も収録されています。龍雲さんの曲には、派手さのない普通の人の生き様が描かれ、ひとつ、ひとつの曲の中に真面目に生きていこうという思いにあふれています。特に、今は先の災害で亡くなられて方々のことを思う時に「お遍路」という曲が本当に心に沁みてきます。いいものが正当に評価されていく時代になってほしいと思います。
ベスト’97
永井龍雲さんのポニーキャニオン時代の作品は、青春のきらめきや残酷さが素直な心で描かれていて、もう30年近く同じ曲を聴いているのに飽きることもありません。昔はフォーク御三家と一部で言われ、長渕剛、岸田智史と語られたものです。特にこの時代の作品は初期3作品が一時期CD発売され、(CD選書)ましたが、その後、再発売もされず、現在に至ります。特に夜・風・雨、(夜思曲、つむじ風、暮色等)以降についてはCD化もされていません。僕自身もポニーキャニオン時代の龍雲さんの作品はアナログ盤をデジタルファイル化して聴いています。自分で紙ジャケでも作ってしまおうかと思ってしまうぐらいです。・・・少し脱線しましたが、このCDも当然購入しています。特に、「悲しい時代に」「星月夜」を聴くことができますので、貴重です。特にリアルタイムでこの時代の龍雲さんの作品を聴いたことがない人にお勧めします。原曲を聴いたことがない方、ユーチュヴで検索すると、どこかのだれかが、ギターを爪弾きながら歌っているかもしれません。最近はうまい方も増えているようなので、探してみてください。そして興味がわいたらぜひ、あなたも永井龍雲の世界へ・・・