最終回のエンディングテーマ「オマモリ」.
その歌詞と,DVD第1集に「むらさめ」氏が書かれたレビュー.
これらを読めばあなたにも分かるだろう.このDVD,その原作の単行本,それらすべてこそが,生きることに絶望したあなたのオマモリとなるであろうことを.
3期があるかどうかは制作会社内部の人間以外誰にも分からない.
だがいずれにしろ,このアニメには終わりがある.原作のマンガにも終わりがある.
それこそわたしに取って最大の絶望だ.その時に生き続けられるかどうかわたしにも分からない.
だが,この原作マンガとこのアニメが教えてくれた「絶望」,書き下せば「絶望しても人は生きて行ける」と言うこと,それこそがわたしのオマモリになると信じている.
山川方夫は,「画一化された現代人はアタッシェにダイナマイトを忍ばせるのがオマモリになるだろう」(
夏の葬列 (集英社文庫))
と説いたが,むしろこのDVDと原作マンガこそ,現代人のオマモリとなるであろう.