三冠王単体で、相当な重量感です。ドッシリ安定感抜群、飾っていてもいじっていても満足感倍増!「合金」と商品名に入っているのですから、この手のおもちゃにはこれくらい普通にいつも重くあって欲しいのですが(最近の原材料高騰が……)。対してトッキュウマンモスの方はとにかく軽く、いじっていて対象的でした。
弾丸ブースター号は羽が変形後の三冠王準拠の大きさ、まあつまり三冠王の頭がやたら小さく見える仕様です。首を嵌めるのに、やたら硬かったのが気になりました。まあこれは、トッキュウマンモスの下部ハッチの
収納などにも言えるのですが(元に戻しにくい!)。とにかくいじっていて金属部分以外の破損が怖い、この辺の耐久性は結構気になりましたね……。
武装は専用の持ち手や可動の持ち手(どれも劇中のそれに比して小さい印象です)で持たすのですが、専用の持ち手のある三冠アームガン以外はどうにも安定感に欠ける印象です。特に三冠シールドは持たせるだけでも一苦労、素立ちの状態でようやく落ちないだろうと思えるそんなバランスです。各武装ごとに、専用の持ち手が欲しかったところですね。
トッキュウマンモスから三冠王への変形は完璧、三冠王の手の
収納は少々厄介ですが持ち手を前もって外しておけばそこも解決出来ます。トッキュウマンモスのリリーフカーへのそれも劇中通りに再現、ここいらについてはよく頑張っているかと思います。
ロボット形態では一番高い部分で21、22センチほどの大きさ、飾っていてかなりの迫力です。それでも値段の張る商品ですから、出来れば安く手に入れたいところですね――よく再販するみたいなので、そういう時に購入するのが吉でしょう。かつて三冠王に魅せられた方に、是非お勧めしたい商品です。
「
タイムボカン」において、期せずして主人公よりも人気者になった悪役トリオ。いつもいつも、もうちょっとのところで勝てそうで勝てない。それが、遂に、勝ってしまうのだ。前半だけとはいえ。やっぱり、タツノコプロってすごい。
歌もいつも楽しいのだが、今回は3悪人が会社の社長、部長、課長と言う設定なので、なぜかサラリーマンの悲哀をコミカルに歌ったもので、結構カラオケで歌っても受けそうな曲です。
言うまでもなく、番組内のBGMが満足するだけ聴くことが出来ます。
ポイントは番組内で全部流れなかったFULL・VERで聴ける事です。
また、一回二回しか流れなかったレアなBGMも勿論バッチリ収録されています。
作曲者、CD製作者の力の入れようか、至れり尽くせり。
このCDを手に取る方はアニメの良さを充分ご存知だと思いますが、曲の力の入れようも半端ないです。
98曲の本編の他に93曲の別CDも付きます。(
逆転イッパツマンしか興味無い方にも面白いですよ)
タイムボカンシリーズでは一番に
ヤッターマンが挙がりますが(基本形のギャグはこの時
出来上がったし、皆観ていたし。)
SF・ギャグ・アクション・シリアス・会社員の縮図・パロディー
ロボット物のバランスの取れているのはイッパツマンの方でしょう。
まあ、
ヤッターマンは小学生、イッパツマンは中高生
迄をターゲットにしていたのもありますが。
見所は色々あります。三悪人初の勝利
ハルカ、会長の秘密、社会人(サラリーマン)の事情
人間やめたらど-するの?等・・・
唯一、押井守の演出したコスイネンの立ち食い蕎麦屋の話
同時期の
うる星やつらのメガネの立ち食い蕎麦屋の話を
見比べるのも面白いですよ。
こら〜いけまっせ〜。
これとウラシマンはタツノコプロの
80年代前期の傑作だと思います。