25.0で丁度良かったです。
個人差があるので参考にはならないと思いますが、、

私が本作で気になるのは、「男と女」のメイキングのようなシーンがあること。なぜ「男と女」の夢のような雰囲気を壊すシーンが必要だったのか、疑問だ。

興ざめする部分があるので、私の本作に対する評価は辛めにならざるを得ない。アヌーク・エーメの変らぬ美しさは驚きだったけれども。

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フランシス・レイの音楽はいつも素晴らしいけど、ピエール・バルーとの共作によるこのサントラは
格別です。
"Samba Saravah"はボサノバへの憧れを歌いながらも、本家のボサノバとは一味違った魅力が
あります。

吟遊詩人ピエール・バルーの魅力は、何処にも属さない彼の、音・人・場所・時間＝人生への
限りない"憧れ"かも知れません。
そして歌が終わった時、映画の中で彼が演じたスタントマンのように、彼は突然消えてしまうのです。
私達に自由への憧れを残して。

　恋愛映画というと、女性受けするものは男性には評判が悪かったり、逆に男性受けするものは女性には受け入れられなかったりしますが、この『男と女』という作品に関しては男性女性を問わず受け入れられる作品ではないでしょうか。
　本編のほかにこのＤＶＤに収録されている特典映像の中で、監督のクロード・ルルーシュが「この映画は、その中で物語が展開される風景も主人公の一人」と言っていますが、まさにそのとおりだと思います。海岸、桟橋、レストラン、白黒で撮影された屋内とカラーで撮影された屋外、そのどちらも素晴らしい映像で、映画の雰囲気をこれでもかというくらいに盛り上げています。中でも、個人的に一番お勧めのシーンはアヌーク・エーメ演じる女の人が凱旋門をバックに歩いているシーンでしょうか。いかにもフランスっぽくてちょっとミーハーな感じもあるのですが、でもやっぱり良いものは良いですからね。あっ、それから、砂浜のシーンも凄く良いですね。凄く遠くから取られていて、主人公の二人がほとんど影のようになっているんですが、その映像にまた独特の空気感が生まれて、他の映画では決して見られないロマンチックな雰囲気を醸し出しています。
　心理描写も映像的描写もとにかくものすごく綺麗で雰囲気のいい映画です。最近のフランス映画はなんだか文化的にアメリカの植民地になってしまっているような感じのする映画が多いですが、この時代のフランス映画は本当に古き良きフランスを感じさせてくれるので、凄く好きです。どうせ行くなら、今のフランスよりも、この当時のフランスに行ってみたい、映画を見終わった後、ふとそんなことを感じました。