「くどい食材でもソフトなパンの間に挟んだら」…と作者もおっしゃっていた通り、さわやかな話と病みBLが一冊に収まっています。
・チャラ系×綺麗系
受が高校の水泳部で水好きで水に気持ちを吐き出す…と言った話。先がある程度予想できてしまいましたが、まとまりもよく普通のBLです。攻の気持ちの変化の動機付けが弱いかな。
・表題作。アラブの金持ち×
ラクダ使い
さわやかでピュアで可愛いお話でした。
ラクダもアラブも好きなので楽しく読めました。
・弟×兄
愛憎一体の近親相姦モノなので、読む人を選びます。暴力・強要あり、執着、傷が嫌いな方はやめた方がいい。痛々しいです。
・父×息子
近親相姦その2。まさか一冊に二作もあるとは…。身体と策略で父をつなぎとめる受に危うさを感じた。心が壊れてるのかな。精神的には息子×父。これも暴力表現あり。
最初の高校生の話以外後日談あり。
絵はきれいであっさり系。キャラには見た目にもう少し個性がほしい。
アラブモノもカラーがあって、表紙と見比べると…。色使いや装丁を見るのが楽しい一冊でした。
他にも近親モノ、病み系を読んでいたので、あまり抵抗はなかったのですが、いきなりこれから読んだらつらかったかも…。作者様は(近親モノについて)ハッピーエンドと主張しますが、ハッピーエンド…か?これがメリバっていうんですかね。
系統が似てるなと思ったのが、紺色ルナさんの『蝶よ花よ』という近親モノ、メリバ系。
ひなこさんの『イノセントラブ』も病み系とさわやか系を混ぜた点では似ています。
近親大丈夫!病みドンとこい!暴力多少はOKという方なら読んでも大丈夫です。
2つ購入しました。我が家のお嫁さんに差し上げました。と、言うのも肩が上がらない・・・ところが効果がありましたよ。毎日してたら随分体も柔らかくなり骨盤の位置も良くなったとか。勿論私も手軽に持ち運びができるので場所取らずところ構わずやっています
大駱駝艦の記録かと思ったら、軸はひと夏の合宿に集まる若者たちを描いたすがすがしいドキュメンタリーだった。”暗黒舞踏”などというものとは無縁の今どき風の若者たちが、「身体って何だろう」と考えて集まってくる。麿赤兒の授業を受けて、舞踏とは、身体とは、と考えながらも、いつしか無我夢中で身体を動かす参加者たち…みんな最後には顔つきが変わっていた。参加理由の「体がおざなりになっている気がして…」という言葉にぎくっとする人多いんじゃないでしょうか。見たらぜったい身体がむずむずするはず! ちりばめられた、「からだがありゃいいんだよ」とか「天賦典式」という麿舞踏の言葉に感じいった。
撮影は是枝監督の映画などで活躍する山崎裕。臨場感あふれる映像が迫力あった。
それから特典映像が豪華だった!本編では麿さんのインタビューが入っていないが、特典では余すことなく語っている。生い立ちや合宿についてなど、本編と特典セットでみる作品という感じだった。