「彼女の大事なもの」「お菓子な人間霊」「烏森の宵桜」の第4話〜第6話収録です。
第4話で夜未のヨキを想う心に泣かされ、第5話のパティシエに笑い、第5話の百合奈と式神に癒される。そんな1本です。
難を言うなら、サブキャラ(特に女の子)が野暮ったいというか、花が無い。
時音の友人など、原作では今時な感じで可愛いのに、アニメの良守の私服や時音の弁当鞄、クラスメイトの髪型など、やたら田舎臭く趣味が悪いのは、なんとかならんのか。
今時の中高生、そんなセンスしてません(失笑)
そういう所こそ、原作を活かして欲しいものです。

　編集の売り文句が「SF×青春ジュブナイル」とかいてますが、断じてSFではありません。
いまのところ、科学的要素ゼロです。巻末に科学研究機関がでてきたので、これから
SFになっていくのでしょう。

　この巻は鳥男の変身の仕方や能力について丁寧に描かれています。変身時は全裸になる　とか
下着を着けて変身するとごわつくから、普段からノーパンだ　などいままでの変身ものなら
避けていた部分をあえて描写し笑いを誘いつつ、リアリティを追求します。

　そしてヒネクレ主人公　烏丸はやはりいい味を出している。この漫画のダーク面は
烏丸くんが一手に、になっています。グロいモンスターやスプラッターがあるから
ダークファンタジーなのではありません。苦悩や後悔、弱さあるいは狂気。そういった人の業とも
いうべきものを描ききってこそ、ダークファンタジーでしょう。

　超人的能力には、やはり代償があり、普通の日常生活すら　できない
危うさがあります。それを運命と受け入れる者、抵抗を試みる者。鷹山と烏丸の
スタンスの違いも　それぞれに納得でき面白いです。
　
　さて、未だ話はそれほど進んでいませんが、十分楽しめ、色々なことを
想像させる作品です。今後の展開に期待　大です。

　

　

私は原作、アニメ、共に愛好者です。

原作には原作の素晴らしさ!
アニメにはアニメならではの良さが有ると思っています。

なので、月7枠が9/10で終了と知ったときは驚きました!(これから対決!…って所で終わっちゃうのは寂しいですし…)

でも、深夜枠へ移動して放送されるとのこと!

よかったー(^O^)♪

これもスタッフさんと、Fanのみなさんの、努力と愛の賜物ですね☆

私はこれからも、原作&アニメ、とことん応援していきますよー!!(^O^)/

頑張れ!結界師!!

と、作品の面白さはもちろん、今後の結界師に期待と希望を込めて、☆5つ!

バスの事故で瀕死の４人に羽根のある姿が「生きたいか」と問いかけます。なぜか助かり、しかも不思議な力を得た４人。
掴みは良いです。１冊で終わってしまった前作、３５冊にも及んだ前々作と同じく、絵も上手くストーリーの流れもよい。ただ、まだまだ物語りは始まったばかり、謎が謎を呼ぶ状態です。
それはともかく、とりあえず１冊、楽しく読みました。次巻が楽しみです。

若干ネタバレ含みます。注意してください。

作者は強い想いを持つ方なのだなと感じる作品です。
意外な視点からメッセージを投げてきたなと、その力量に感銘を受けました。

読んでいる途中、時折引っ掛かる設定がちりばめられていました。

海沿いの町、不可解で一方的な出来事、『どんな人間が、こんな目に遭う理由があると言うんだ?』、先入観からの恐怖

震災と似ているように感じているのは私だけでしょうか。
そんな中、強く強く生きる主人公たちを描いている。

何が正しいのか、この目で見たわけでも何をされたわけでもないのに作り出してしまう恐怖。

今の私たちも同じだとハッとさせらました。

意図していたにしろいないにしろ、伝えるべきことがぶれずに描かれている。

続きそうでも、むしろ一冊にまとめた方がそのメッセージが明確になって良い気がします。

じわじわとくる良作です。