完全版パーフェクションという堅苦しい
タイトルとは裏腹に、遊び心がいっぱいの楽しい本でした。
アニメ画像は満載。萌え?なオリジナル原画も掲載されていて、ファンを自負する人にはおすすめかも!?
4本のアニパロ漫画と、ストーリーダイジェストの【独断解説】に共感&爆笑したファンは、私だけではないハズ
サンライズのアニメは必ず見ているのですが、なぜか大ヒットしたこの作品を見逃していて‥再放送も無く、レンタル店にも置いていないので一度も見ることなく数年が経過しました。
この作品と縁が無いのか‥国内版のBOXも買い逃してしまい、中古品でかなりの高額になっているので購入を諦めていました。
アニメのDVDに関しては、輸入版は国内版に比べると価格の点では魅力的なのですが‥リージョンコードフリーのデッキが無いとどうにもならず。
しかし国産のリージョンフリーのデッキを購入しても国内版のアニメDVD-BOXを買うよりも安価なので、今後のことも考えた上でこの機会に思い切ってデッキも購入しました。
前置きが長くなりましたが‥
作品に関しては画像は粗いというか、特に加工されておらず放送時のままですが、私としては全作品が一気に見れただけで満足です。
古いアニメ作品は国内版でも放送時のままなものが多いので、それを考えてもこの価格で見れるのはお買い得だと思います。
まぁ、外装は海外仕様だけに簡単なものですし特典もありませんが『視聴する』のが目的なら問題ないかと‥。
届いた商品の言語が日本語じゃなかったりしたらどうしよう‥と心配していましたが、ちゃんと日本語でした。
気になる点は台詞の外語訳が消せないことですが、最初は違和感ありましたけど途中から気にならなくなると思います。
あれから15年、忘れられなかった作品が帰ってきました!!
桜吹雪の美しさ、古風な日本の色を強くあらわしたサムライトルーパーはシリアスで楽しいとは言えなかったのですが、5人の
鎧戦士たちの苦悩と成長を見つめ続けてとても心に残るものになりました。
テレビ局のミスで見られなかった最終話が心残りですが、ぜひぜひ当時の熱い思いを思い出しながら見てほしいです。
アニメの人気が出れば出演声優が歌うのはもう常識。
キャプテン翼はもとより、このアニメでもこの”デビューアルバム”なる企画物が実現。もちろん、歌唱力は度外視(笑)何たって、担当キャラクター羽柴当麻の設定がそもそも”音痴”しかも自分自身も・・・な竹村拓さんまで歌っているのだもの。あとは佐々木望「
新宿サンセット」、草尾毅「炎のソルジャー」など、そこそこ歌えている(この2人は後に一応シングルCDで歌手デビューもしている)。で、全体のできが「そこそこ」なのである。うまい人間が揃っているわけでもなくお笑いに走ることもなく、どうも真面目にまとまりすぎてしまった。
唯一のお遊びといえるのが「ミッドナイト・パーティ」。これは、歌のバックでキャラクターがつぶやいているセリフを聴き取る楽しみがある。
新旧OPテーマも入っていることだし、記念CDとして楽しみましょう。まだなじんでないというか照れが見えるということで4つ星。
第二アルバム「ベスト・フレンズ」の方が、声優企画物としてずっと面白いです。こっちの方は、掛け値なしで、持っていてもソンはないと思いますよ。
アメリカ編は、アナザーストーリーとして、とても良質です。
平成元年の作品であることが、作中で判る、という硬貨の刻印みたいな「おまけ」もあります(苦笑)。
特に印象に残っていたのは、征士が拉致られて洗脳されるシーンでの、心象風景。閉鎖的な悪夢の映像なのに、やけに美しかったですね。
後は、NYポリスの反応は、東京の警察より半端じゃない、という対比ですかね。相手が、不審であれば、トルーパーであろうと容赦なしの、制圧をしてきます。ここら辺は、本編の初回と見比べて観る価値が充分あり、です。
アフリカ編では、トルーパーたちの、人間としての成長が、皮肉にも「衝突」という形で描かれていて、あまりの痛々しさに、純少年じゃないですが、「やめてよう」と叫んでしまいそうです。
後に、池田監督がガンダムWで、提示されるテーマの片鱗も、このアフリカ編で垣間見えます。
作画も、村瀬氏と塩山氏が2話ずつ担当され、クオリティは、今も色あせませんし、この作品が、オリジナル・ビデオ・アニメを商業ベースに乗せた功績は、もっと評価されていいと考えます。
最後のメッセージ・シリーズは、実に情緒的で、物語として追うには辛いというか、ほとんど、旧作シーンをつなぎ、それを「和歌」として、ナレーションによる「解釈」が展開しますので、新作映像の少なさも加味し、正直、お薦め度は高くありません。
エンディング曲は、最高にお薦めなだけに、この「実験作」で〆、とするには、残念です。
別な意味で、後のガンダムSEEDディスティニーの、物語を度々寸断した「相次ぐ総集編」の挿入の、雛形にもなったのかも知れません。同人誌的なテイスト、あり、です。
ともあれ、登場人物たちが年齢を重ねて、環境を変えていくことを、普通にやる、というのが、とても、サンライズ作品らしく、かつての「
宇宙戦艦ヤマト」シリーズに対する「
機動戦士ガンダム」シリーズのポジションを、「
聖闘士星矢」に対して「
鎧伝サムライトルーパー」も同じく「やる」という差別化が、洋風、和風というテイスト以上に、リアル感を、多少なりとも追求したということで、個人的ですが、好感が持てました。