やはり、白黒では魅力、見易さ、迫力に欠ける。確かに、カラーにすれば印刷代が嵩むだろう。だが、そんなこと言っていては技術の進歩とかの漸新性が利用できなくなるばかりだ。難題をクリアにするのが、出版会の工夫というものでは。
おそらく本誌記事が編集されていた時点では、STAP細胞をめぐって現在報道されているような疑念が生じるとは、誰も予想しなかったであろう。現状は
調査結果が出るまで予断を許さないとさえいえる。偶然とはいえ、同じ号で「論文の不正検出システム」が記事となっていたのが皮肉に思われた。個人的には単純ミスであってほしいと思っているが、今後の号で全く異なる切り口からSTAP細胞が特集される可能性は、無いとは言えない。これからどのような展開を見せるかわからないが、研究の流れ・事件の流れ(事件になって欲しくはないが)、双方を押さえておくためにもこの号は手元に置いておきたい。