アッサム&アールグレイの本誌連載中からの読者としては、
キャラの顔の微妙なデッサン崩れといいますか、
違和感のある目鼻の位置といいますか、
そういうコマがちょいちょいあるのと、
うぃちゃんが大人になったのが、ちょっとショックっす(笑)
まぁそうだよね、大きくなるよねぇ。
初期の単行本は作者のお嬢さんのか〜いい描き下ろしが
ちょこちょこのっていて、それも楽しみでしたが、
そうか、10年たてば大きくなるよね。
もう一人、物語の中で大人になったキャラがいますが、
お父さんにそっくりになってきたそうで、
ヨシは将来はひげ熊さんかぁ (-_-;)
ゾウ足娘とアッサムは結局娘ひとりか、
とか
同窓会的要素がある巻末の数ページがよかったっす。
久々に読み返したくなりました。
山田さんの描く、
女性(含む昔の乙女)たるものが大概もっている
ほぼ妄想でしかありえない理想の王子様像
の健在っぷりに、今回も、くらっときました。
おいらだって、
紅茶王子なら無条件に
お婿にきてください!!!
というもん。
アッサムといい、サクラといい。
ストーリー展開は、大人目線で見れば山もなく谷もなく、
ほのぼのとのほほ〜んとした感じです。
後味の悪さが読後に残るものではなく、さらっと読めます。
中学生で見合いというのはちょろっと変わってはいるけれど、
所詮学生にとっての一大事って、
色恋沙汰と部活と進学と…
という
日常の繰り返しの中にあったんだよねぇ
なぞと、変にしみじみしてしまいました。
最後の方はふわっといったので人によっていろいろかもですが、きれいにまとめられていたので僕は安心してきゅんきゅんしながら読めました。
紅茶王子や空色海岸も読みましたが、この方の作品の読んだあとにほっとできる柔らかさが大好きです。
この作品もその柔らかさを保ったまま終わってくれてよかったです。
最初にも言いました通り、感じかたは人それぞれですが、僕はこの作品をぜひともいろいろな方に読んでいただければなあと思っています。
次回作も期待です。