主人公は<男性プレイヤー>であり、愛する「初美」が異世界召還で目の前から姿を消してしまったため、追い求める自分も飛び込んで行った。すると「こげちび」が纏う黒マント姿に。
「本」の世界を管理する怪しげなドでかい一目帽にマント姿(カネやん師、曰く<巨匠・永井豪師作、
ドロロンえん魔くんのイメージ>)に身を包む「ヤミ」と出会い、ばらばらになった「本」を全て探し出して正しく並べ替えることがオマエの使命だと告げられるも、愛する「初美」を探し出すことでいっぱいいっぱいなこの頭には無関係。
「藤姫」のたおやかな笑顔に瓜二つな「初美」の面影を見るも、月へと帰っていった「かぐや姫」の遺品を埋めた藤の木の精霊としての存在でしかなかったのか。
プレイ途中でとある「本」の中から選択した「現代日本」にワープすると、黒長髪セーラー服美少女剣士「葉月」の姿となる。オープニングでは、異世界より出現した「怪龍」と剣でバトルしているのだが、詳細は不明である。
CARNELIAN師の考察する「児童文学」が、この作品に込められたメッセージである。
アニメ版ではこの「葉月」の姿としての主人公となり、誕生日に異世界召還された「初美」を探して連れ戻そうと旅を開始する。第一話はお子様観覧御免なシーン(AT−Xでは、年齢制限設定解除要での放映)が展開される(ボクってさいてー!)ので、家族団らん、もしくは一人で暗闇の中で観覧する場合も要注意。
TVサイズではなく、フルサイズ。TVサイズと聞き比べると、ちょっと曲風の感じに最初は違和感を感じるかもしれません。
弦楽器、鐘の音、声のマッチが素晴らしい。歌詞の祈りを捧げるというのも曲風に非常にあっています。穏やかな気分にさせる曲ですね。
個人的にロックとかの激しさよりも、こういう雰囲気の曲が好きなのです。だから、ほぼ衝動買い感覚で買ってしまいました。良いものだったので後悔はしていません。
カッ
プリングでは葉月役の声優:能登麻美子さんが歌を歌います。穏やかな曲です。声の柔らかさが、さらに歌の感じを引き立ています。
ドラマも収録されています。『瞳の中の迷宮』を歌う、嘉陽愛子さんがそのドラマの主人公役を演じていました。私が住んでいる地域では放送は遅れていたので最初はよくわからなかったのですが、レイラを主人公とした宇宙船のお話です。アニメ放映、私のいる地域ではまだ解決していませんが、おそらくはこのドラマ、リリス達がくる前にあった話のようです。宇宙船内の監督が行き届かない地区へレイラが入ってしまいます。
実はこのドラマ、かなり中途半端に終わっているのです。続きが非常に気になる終わり方なのですが、一体、次の部分はどのCDで出るんでしょう?ちょっとよくわからないです。
2002年に大ヒットした人気PCゲームがついにアニメ化になりましたが、期待していた通りDVDになりました!本の世界を行き来するといった幻想的で壮大な話しなんですが、なによりも登場人物の魅力にひかれます。さらに、原作であるゲームに登場していないキャラクターもけっこう出てくるみたいですので、ゲームをされた方に絶対におすすめですし、ゲームをしたことがない方でも十分に楽しめると思います。かなりおすすめです!