なぜ本作のストーリーがグダグダであるのか? ここを読み解くことが本作理解への鍵となります。
偶然の交通事故で秘密工作員の身元がばれ、プロの放った必殺の弾丸は偶然外れ、プロが素人に返り討ちにあう。何故か?
それは本作がキューザック演じる親子の絆の映画なんかではなく、ましてや老練な秘密工作員がターゲットを執拗に追うサスペンス映画でもなく、単純に善人が悪人を神の召命でもって、自分で気づかないうちに改心させるという話だからです。
とてもとても単純なキリスト教映画なのです。だから逆に日本人には大変理解しづらい。
キューザック演じる親子は、妻及び母が乳癌で死んだことに罪責感を感じています。
いわばその悔い改めのため、街を出て大自然の中へ巡礼しに行きます。
そしてそこで仲間に救出される時に偶然車がごと谷に落ちて川にながされてきたモーガン・フリーマン演じる秘密工作員のボスを拾いあげます。はい、そうです。川は洗礼のイメージです。川でいったん死んで彼は復活するのです。そして逃走劇。ボスを救出しようとするプロフェッショナルな部下達の弾は当たらず、逆にアマチュアに返り討ちにあってしまいます。これは神の摂理、奇蹟ですね。
クライマックスのラストの墓場のシーンは同監督の『ダブル・ジョパディー』の墓場シーンほどの盛り上がりには全く欠けますが、そこで悪魔との契約を自ら断念する訳です。
ですので、この映画の主人公はキューザックではなくモーガン・フリーマンです。
原題が「The Contract」なのには意味があるのです。ですから邦題のつけかたが悲しいですね。配給会社の映画愛を感じません。
こう見ていくと、あのシーン・このセリフ・各キャラクターが腑に落ちてきます。
キューザックが元警官である設定の意味、差し出されるコーヒーと砂糖まみれのドーナッツの本当の意味、「水晶の玉を忘れてきたわ」というセリフの意味、なぜ山の中で出会った株式バイヤーが撃たれなきゃならないのか・・・等々。
本作品、映画としてはホントに面白くないのですが、監督は自分の言いたいことを愚直に追求しておりますし、観客が作品を読み解く面白さがありますので、是非見てやってください。
最近思い出したように自分が子供の頃のアニソンを集め始めました 流石に同じ時期のアニソンCDを何枚も収集していると収録曲が被ってしまい少々勿体無い気もしますが、それはそれ(笑) このCDは主に『SHOW ME YOUR SPACE』と『優しい友達』が目当てで購入しました 今聴いても印象的でとても良い曲だと思います それに『にっぽん昔ばなし』のハモリはやはり鳥肌モノですね ちなみに『セクシー・アドベンチャー』『フェアリー・ナイト』『ガンモ・ドキッ!』のカヴァー・ヴァージョンは元の曲が好きな自分にとっては正直微妙でした…
経営戦略と結びつけ、リーダーシップの育成について「経験」を中心に語られています。
リーダーシップは学習により会得できる能力であり、多様な経験から学習する能力がその鍵を握ると唱えます。そのために組織ができることは個人が自ら成長するための文脈を提供することだけである述べています。そしてリーダーシップを醸成する環境づくりが企業の競争優位性を築くのであり、後進のリーダーシップの育成こそがリーダーの役割であると論じています。
リーダーシップとは何かではなく如何にリーダーシップを育成するかということに注力されている点が一般的なリーダーシップ論とは異なるように感じました。リーダーシップ育成の豊富な経験をもつ筆者がリーダーシップを生まれつきの能力ではなく学習可能な能力であるという立場から書いていることに励まされます。
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