ジャンプにおいてあまり少年誌らしさを感じなかった作品。 ツボを激しく突かれた、今や懐かしの漫画です。
「王様はロバ」作者であるなにわ小吉先生のコミックです。スーパージャンプにて連載中。人によっての好き嫌いが激しいといわれる同氏の漫画ですが、僕は最高に好きで、いつ読んでも大爆笑です。「王様はロバ」が好きな方ならきっと楽しめると思います。
「王様はロバ」のなにわ小吉先生の本 大分絵柄は違っているけど、それっぽい雰囲気が楽しめます。独特の凝った設定が面白かったです
毎週毎週ジャンプの最後で安定した笑いを提供してくれた王ロバ。 その勢いは現在のジャンプの読者投稿のコーナーでパクられるほど。
学生時代ジャンプを時々見ていたが、数十ページの「こちかめ」「ドラゴンボール」より何が面白かったかって、確か巻末に申し訳無い程度に連載されていたこの四コマ漫画だ。まず絵柄からして笑いを誘わずに居られない、上手く表現できないが全てが滑稽な絵なのだ。特に登場人物の表情。 極限にまで現実を超越したシュールな世界が構築されている。敢えて例えるなら笑いのセンスは「伝染るんです」に近いかもしれない。理解不可能な笑いを誘う。例えばある商社であくせく働いている人間と同じデスクに動物が日本語を流暢に喋りながら仕事をしている。その人間も当たり前のように対等にその動物と会話している。その設定だけで、笑いを誘うのだ。 そういう良い意味でのくだらなさが好きな人にはお薦めかもしれない。 しかし、最近思い出したように読みたくなって古本屋で購入して改めて、読んだが少年時代の時程腹を抱えて笑えなかった。俺のくだらない事で笑える心はどこにいってしまったのか。。(涙)
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