私も左目が網膜はく離になり、 手術後、マクラルパッカーという合併症を 起こしたことがあります。 左目の視界がぐにゃぐにゃに曲がって見えるようになり、 健康的な日常生活がおくれなくなり、とても困りました。 でも私の脳が一生懸命悪くなった左目の視力を補おうと、 努力している様を感じました。 頭のいろいろな部分に電気刺激が走り、日々頭痛を感じました。 視力だって脳が見ているのだな、 人間の体って、悪い部分を補おうとするんだな、と感じました。 その後私は手術に成功し、正常な視力を取り戻しましたが 病気は私にとって良い体験になったと思います。 この本の作者と私は偶然同い年ですが、 病気に対する前向きな姿勢、 飽くことのない向上心、 でもユーモアがあって、 お医者さんという気難しいイメージのない、 気さくでヒューマニズムに満ちた感性に好感を持ちました。 お子さんに対する大きな大きな”愛”にも 大いに共感しました。 山田さんご自身だけでなく、お子さん、ご家族にとっても 生きていく力となる宝物のような本だと思います。 陰ながら応援したいな、と思い投稿しました。
分厚い本です。 何度もくじけそうになりました。 でも、結局、読み通してしまいました。 がんという病を得た作者が書いた渾身のルポです。 不屈の魂を感じさせます。 がんからの生還には、どのようなポイントがあるのでしょうか。たくさんの事例と自らの選択・闘病記がつづられています。 現在、がんを告知されている方には心強いパートナーとなってくれるでしょう。
|