ボトムズファンは買って損なし。 ただその他の人はどうでしょう。 ウド・クメン編といったって6ステージでは少なくないですかね。
約12年振りの再販であるキットで、今回は3アイテムセットで、この商品はウド編クライマックスのセットになっております。しかし、過去の(1997年、それ以前の茶箱仕様)再販に付属した塗装ガイドが無いので、ボトムズの完全資料集の本が必要です。
全52話でしっかりTV版ボトムズとして終わらせてくれたのは良かった。やっぱアニメは最終回が大事だと思うので。
ただ少し不満も有ります。後半でワイズマンという超常的存在が出てきたり、ATの宇宙戦があったりしたのはリアルさに欠ける感じがしたので少し残念です。個人的には物語前半みたいに地上での泥臭いストーリー展開を最後まで期待したかったです。その方がAT戦や作品全体の雰囲気を観ると合ってる気がしました。
とは言っても断然良い所の方が本作は多いです。第一話から最終回まで作画やストーリーが破綻無く丁寧に創られています。AT戦もしっかり動くし。1980年代に放送された本作といえども、丁寧に創られた作品は2011年現代もしっかり観られるのだという事がよく分かりました。今観てもリアルロボット作品として良作です!
アニオタの楽しい所はノーマーク作品との出逢い!不意に手にとった作品にどっぷりハマれる感覚は楽し過ぎ!かなり遅いボトムズデビューですが、本作に出逢えて本当に良かったぁ〜!!
誤解しないでいただきたいのは 1/24スコープドッグの本体は旧キット(旧キットという表現が正しいのかどうかわかりませんが)のリファインであるだけだということです そこのバンダイが最近培ってきた技術は見受けられません(ガンプラなどと比較するのはお門違いかもしれませんが) とにかくスコープドッグ本体の可動範囲は推して知るべしです 残念ながら劇中でのアクションシーンは”ほぼ”再現不可能と思ったほうがいいです要改造です ミッションパックのほうは合わせ目などのごまかしなどなかなか配慮されています 後最後にこのキットは最初に行った通りリファインキットなので 同じ形をしたパーツで余るパーツが何個か出てきます(頭の部分足の部分握り手の部分など) なので説明書を見ないで組むと大変なことになりますが、パーツを無くしてしまった時などある程度代用が効きます あとこれは個人的な意見かもしれませんがマシンガンを持つ握り手の手首のパーツは 説明書ではまっすぐのパーツを接着するよう言っていますが曲がったパーツのほうが絶対いいです まっすぐのパーツで持つことは果たして可能なのかと逆に言いたいくらいです 新しい技術で生まれ変わったスコープドッグを組んでみたいなあ なんて思わせる商品でありました
追記 あの、簡単なのが作りたい人は1/20のほうを買うのがお勧めです むしろ買いましょう僕は買います
「作戦の目的を教えて下さい!」
後に最も高価なワンマンアーミーと評される、本編の主人公キリコは、
その記念すべきTVシリーズ第1話では、意外にも初々しさバリバリの新兵っぷりを披露している。
尤もその後、紙一重でATの携帯兵器随一の威力を持つロックガンを交わしたり、
ロッチナの拷問から奇跡的な復活を遂げる訳だが…。
閑話休題。
TVシリーズの人気を受けてその後、幾つかのOVAが作られる中で、
主にTVシリーズ以前の話においてキリコの兵士としての能力は神格化され、
傑作OVA『野望のルーツ』において頂点に達する。
そこには、本稿の冒頭で触れた暗闇に怯える挙動不審な新兵の姿は無い。
異能生存体と呼ばれる、殺しても死なない男、ワイズマンに見初められた男がそこに、或る。
そんなキレキレの『野望のルーツ』キリコがいかにして、キョドるTV第1話のキリコに至ったか、恐らくはその答えが『ペールゼン・ファイルズ』に綴じられている。
バニラ、ゴウト、ココナ…後のキリコを支える重要な仲間たちに出会う前、
キリコが背中を預け、二度と仲間を失いたくないと願った発端の思いがここにある。
そう、ペールゼン・ファイルズとはキリコが未だ人であった頃の物語。
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