お母さんがやってくる。それに対して小賢しい想定問答を考える達広。「・・・俺、バカみたいだな・・・」 小学校のときの小さな失恋、いや失恋とさえ呼べない女の子のウソを根に持ち続け、脳内で仮想的に復讐する山崎。 「そうだよ、だからひきこもるんだ、・・・傷つくのが怖いから」 「そうだ、あの時の俺はそうやって斜に構えてる方がかっこいいと思っていたんだ・・・大学に入ってからも勉強も恋愛も友情も全部バカバカしくてやってられないと思ってたんだ」 自殺オフ会。「俺は今やっと気付いたんだよ!俺のことを大切に思ってくれてる人がいるって!!」 「俺はどうして彼女を止めるんだ?結局死ぬも生きるも先輩の自由じゃないか?俺がとやかく言う権利なんてないじゃないか!?」 「きっと君を必要としている人がいるから」 「僕らは自殺だなんてドラマチックな事に関われる資格がありません・・・どんなに落ち込んで苦しんでも・・・この馬鹿馬鹿しい日常に帰ってくるだけです。もし帰ってこなくてもどこかで馬鹿らしく死ぬだけです」 そして達広君は岬ちゃんのもとへ帰ってくる。しかし現実にはいませんから、岬ちゃんは。
NHKにようこそ! は内容は文句無しで良いのですが、タオル付けただけで+約3000はどうかと… 1と2の特典が豪華だった分、これは……って感じです(汗) でも全て限定版で集めたいと思うのはオタクの性…覚悟決めて買い続けますよ。
この作品の存在を偶然思い出して一気に読みました。
読んで良かった。読んだ後に景色を変えてくれる ―少なくとも読んだ直後は(それが現実の悲しさでもありますが)
そういったものです。
いや、その景色を忘れてしまっても、また思い出せばいい。
私に言えるのはそれだけです。
おもしろいのだけれども話が少しわかりにくいかな?(特に最初) あと作者も書いてあるとおり投げ出していて えぇ!!ここで終わっちゃうの!?みたいなラストです すっきりしたい人は読まないほうがいいかもね
人間失格。端的な評価をすると一刀両断だが
そこには普通の社会と同じような苦悩も存在する
それらもまた、普通の社会の一つなのだから
…え? そんな深いメッセージ性は無い?
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