全盛期をリアルタイムで聴けた世代ではないのですが
何曲か好きな曲があって思い切って購入。
年代を追った4枚とカバー曲&インタビュー(1967)入り1枚の5枚組。
聴きごたえがあって飽きもきません。
西田佐知子としてデビューする前は演歌歌手だった時代もあるようですが
ド演歌どっぷりというよりは、エキゾチックありポップスありの楽曲を
独特の伸びやかな歌声でたっぷり聴かせてくれます。
今は女性ヴォーカリスト全体がR&Bなどに代表される洋楽の発声の影響を受けすぎてしまって
日本語独特の発声を生かした歌唱が絶滅寸前な状況で
その意味でも大変価値のあるボックスかと思います。
鼻濁音をたっぷりためる、あるいはさらっと流す
「アカシア〜の」の抑揚や音が口にこもる感じも1番2番3番で全然違います。
日本語の音楽が演歌や民謡だけで無い以上
ポップスにも日本語の発声を生かしたものがあるはずで
その点、凄い声量や技術を前面にだす歌手ではないかもしれませんが
一つ一つのフレーズがとても丁寧で雰囲気を大事にしている分
独特の魅力を持ち得たように思います。
再評価の気運が高まって欲しい歌手です。
3作がおさめられています。表題作が白眉ですが、他の作品「胡桃に酒」について。これは細川ガラシアの物語です。司馬さんのなかでも殊更にフィクション色の強い作品です。著者の初期の忍者小説のように生々しい表現と、読者をひきつけるテンポの良さがあります。
主人公は自殺するわけですが、「なぜ、彼女が死を選んだのか?」を軸に書かれており、最後の自殺シーンを描くために、伏線をこのような形ではっていたのか!と感心しました。
・ 本書は、江戸時代末期から明治維新にかけての情勢を、英国人青年外交官アーネスト・サトウが記述したもの。彼はのちに駐日公使となり、サーの称号を得ている。
・ 当時の日本人の外国人に対する反感がたびたび書かれている。英国以外も含めて多数の外交官が侍などに殺害されており、命懸けの職務だった(イラクで死亡した奥氏の場合のように、赴任地によっては今でもそうだが)ことがよくわかる。
・ 登場人物は伊藤博文、西郷隆盛、徳川慶喜など。
・ 当然ながら英国側に立った記述だが、一部は英国にとって不名誉なことも書いてあり、それなりにバランス感覚はある。また、ユーモラスな表現も所々ある。
・ 岩波書店は気が利かないというか、商売上手というか、この上巻には年表を付けていない。下巻にはあるので、そちらを参照するとわかりやすくなる。
・ 当時の日本の様子や外国人の見方を知るために一読の価値あり。但し、目的が違うのでやむを得ないとは言え、イザベラ・バード(英国人女性探検家)の『日本奥地紀行』の自然情景/文化的表現には及んでいない。なお、その『日本奥地紀行』にサトウが登場するので、そちらもお勧めする。
長年の歯ぐきの不調が改善されています。市販の歯磨き粉よりだいぶ高いですがそれ相応の効果があります。
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