まだ太っているころのノルマ(笑)。 彼女のノルマとヴィオレッタは、他の追随をまったく許しません。 3年後にスカーラでデル・モナコ&シミオナートと歴史的なライヴ 録音を遺しますが、それに次ぐ名盤(54年盤も捨てがたい。60 年盤では残念ながら声に破綻が見られ始めています)。 基本的に彼女はスタジオよりも、舞台での方が数段優れていま すね。 1幕の孤高の女司祭から、2幕で愛のために崩壊(ほんとうは 女性としての本当の強さを発見)していくまでの矛盾した「あやう さ」を見事に歌いきるのを聴くと、やっぱりone and onlyの「歌い 手」なんだなぁと実感します。 それと、この時代にこんな役を書いたベッリーニにも拍手! 彼はプッチーニよりも評価されていいと思います。
相変わらずですね。カラスヤサトシ。痛々しく、グダグダの日常。アホやー!
アホやなー。この人はァ。笑わしてくれます。どーでもいいような、どこにでもあるような毎日が笑えます。
カラスヤサトシの中に、脈々と息づいている笑いの遺伝子。痛い日常を、笑いで包む。人生、笑わな、損。 アホになったモン勝ち!自分がアホになって、誰かを笑わしたモンの勝ちだよ!人生は。
カラスヤサトシは、もしかしてサービス精神旺盛な哲学者かも?
LPで聞くと、どうしても録音の古さが気になってしまったのだが、このCDは1曲を除いてARTリマスターがなされていて、その効果たるや素晴らしいの一語。カラスの素晴らしさはもちろんのことだが、その歌声を新鮮に聞かせてくれたことに大いなる悦びと感動を禁じえない。素晴らしい1枚。
4コマなのにストーリーになっている。
ギャグマンガ家が、ストーリーを意識して描くと
こう言う傑作ができ上がる。と言う見本のようなマンガだ
ギャグマンガ家にはペーソスを否定する人と
肯定的に取り上げる人がいるが、
カラスヤサトシ氏は後者だ。
山田洋次が好きな人はきっと好きだろう。
若い人より50代以上に受けるだろう。
600ページ近い大冊である。カラスの全期にわたる舞台写真も充実していて、情報の豊富さと相俟ち、伝記ものの本としては申し分ない。カラスの音楽的信念や、公私を巡る毀誉褒貶が著者の沈着な筆致で紹介される。海の物とも山の者とも分からない、しかし恐ろしいほどの光彩を放つ若き日のカラスは順風満帆ではなく、かつてない新しいものに対する抵抗への常で、数々の煮え湯、冷や水にこと欠かない。 1955年の「椿姫」スカラ座公演でわれわれには頂点にたどり着いた感のあるカラスの存在が、実は聴衆の50%がアンチ カラスで敵対していたという指揮者ジュリーニの言を聞いて耳目を疑ったが、その経緯などはこの著作を読むと頷かされる。
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