大型で紙質もよく、冨士宏氏のカラーラフ満載、という魅力的な画集にも
かかわらず、内容が「?」な残念な商品です。
ほかの方も書いている通り、未発表タイトルの設定画らしきものが全体の
半分ほどを埋めているのだが、このタイトルが現在企画進行中なのか、過去
に頓挫したものなのか、巻頭にナムコ関係者のコメントが入っているにも
関わらず、まったく触れられていない。
そういった大事なことを伏せられたまま見せられても、見る側は戸惑って
しまう。ゲーム企画なので、状況が流動的なのは仕方ないにしても、どう
いった背景で画集に収録したのか、説明を入れるのが筋というものでしょう。
キャラクター人気が根強い割には不遇な、このシリーズを象徴しているかの
ようなつくりの画集だと感じました。
ワルキューレ再び!
今度のワルキューレはファミコン版ワルキューレを下地に
PS版ワルキューレとスーファミのサンドラの冒険を
ミックスさせキャラクターデザイナーでもある富士宏先生が
再構築した物語となっている。
物語は前作「ワルキューレの降誕」から人の時間にして
ずっと後のお話。降誕を読んでおくとより密度が濃く楽しめます。
ファミコンでは純RPGとして描かれたワルキューレの冒険ですが
そこにもっと物語を追加して富士宏ワールドが展開されてます。
淡々としたキャラ達ですがしっかりとした描写に見せられます。
何よりまたワルキューレに出会える喜びは何事にも代えられません。
読者のわがままとしてもっと読みたいのであえて星は4つに…
さぁ私たちも共に冒険へ出かけましょう!
10年前に描かれたものの復刊のようです。「製作会社が倒産」とか赤裸々なことが語られています(笑)。ので、途中で終わっています。
本来の城と騎士は、えらいのんびりしてたんだなーというのが感想(笑)。
鎌倉武士みたいだ。
いや、それでいいのか。
作者さん(ワルキューレの人)は続きが描きたいらしいが、そのアイデアを巻末で披露しているのがいじましい感じでした。
ナムコを代表するキャラクターであろうワルキューレが主人公の漫画。
作者はもちろん冨士宏氏です。
氏の描くワルキューレは、強く、美しく、真っ直ぐで、凛々しい。
金髪緑眼の戦乙女の活躍は、見ているだけで胸が躍ります。僕のようなナムコ好きなら尚の事でしょう。
今作は「ワルキューレの冒険」を下敷きとした物語となっており、ファミコンをプレイした事のある方ならばスムーズに物語に入り込めると思います。
ゾウナとの対決。そして、時の鍵を抜いた男の結末。
この第二巻で物語は完結ですが、またどこかで、真っ直ぐに語りかけてくるワルキューレに会いたいものです。
言うことなしです。
ええ、妄信者ですとも。だからどうした。冨士先生万歳。
時に魅力的な物語は、フィクションでありながら現実に干渉するほどの影響力を持ちます。
その純粋で誇り高い女神の姿が一体どれだけ多くのモテない男性を産み出したことでしょう。
あなたもきっと、サンドラ族やコアクマン達と一緒にマーベルランドで生活したくなること請け合いです。
なんだかいろんな所で独自の解釈を受けた登場をするワルキューレですが、こちらが本家です。
こちらが本家ですよー。
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