今更ながら聞いてみましたが、想像以上にすごく面白いです。原作未読でしたが、あまりの面白さにこれを聞いてコミックも集めました。所謂BL的なシーンはありませんが(キスシーンのみ)、話も面白いしキャラもとてもいいです。私は櫻井さん目当てで買いましたが、櫻井さん演じる探偵の青猫の変態っぷりがすごく可愛いです。なかなか演じないキャラですが、なんとも言えない愛すべき存在です。助手の朴さん演じる虎人くんや、青猫が恋してる三木さん演じる蜂王子刑事とのやりとりも軽快で楽しいです。特に青猫の蜂王子への変態交じりながらも純な恋が微笑ましいです。櫻井さんファンは絶対聞いてみて下さい。 下手にHシーンがあるつまらないBLよりも全然面白いです。
「理解して頂くことを考えず、好きなよーに、やりたいよーに、 いわゆる中二病的な心持で描いた・・・」と作者が語るように、 本仁的『耽美』短編作品集となっております。
●ヴィスコンティの映画のように・・・鬼畜特集に執筆。 え〜っと、一般人的には鬼畜な作品ではございません。 小説家の先生と美青年家政婦の耽美的な夏のお話です。
●ロマンティック・・・執事特集に執筆。 禁欲と精神的SMがテーマだそうですが、冒頭の滑り出しからエロス漂ってます。 日本人子爵とドイツ人の美しい執事の関係が何とも耽美です。
●清められた夜・・・お仕置き特集に執筆。 売れないポルノ小説家と(血の繋がらない姉と)義兄のお話。 秀麗な容姿の義兄の目線が印象的で、何とも言えず耽美でした。
●コロシヤ・ドロップ・・・耽美でもBLでもありません。 作者曰く、ハードボイルドチックなアクションもの的な・・・そうで、この中では異色。 冒頭の耽美3作品の後と言うこともあり、かなり面食らいました・・・。
●ヘタリマー・・・ヘタレなサラリーマン特集に執筆。耽美ものじゃないです(絵は耽美) ルックス抜群のヘタレサラリーマンと美人の大学生の弟(血は繋がってない)の話。 異能力好きな私にはツボりました。あっちの方はヘタレじゃないというのもツボります。
●侵蝕する死のガスパール・・・短編小説。 ヘタリマーの主人公2人のお話です。が、こちらの小説はホラー色が濃厚です。 じゅくじゅくした怖さとエロさの中、主人公達の濁りのない純粋さもあり、 漫画とはまた違った雰囲気の2人のお話(関係)になってます。
本仁さん好きな方なら、買って損はないと思いますよ。 コロシヤ・ドロップが耽美という点から外れているので、 マイナス☆1つ。
私は本仁戻先生は作家買いするほどのファンです。 飼育係シリーズは何度も読み返しました。
この方の魅力は絵と衒学的な内容、練られた構成だと思っております。
絵について、以前は崩れてがっかりしたこともありますが、 今はだいぶ持ち直しました。 最盛期には(あくまで個人的最盛期)及びませんが、美しいのでよいです。
今回、お話はちょっといただけないな、と思ってしまいました。 この方はお話を練るのはよいのですが、それがやりすぎて独りよがりになりすぎる傾向を感じます。 飼育係〜や黒猫シリーズの前巻は何度も読み返してそのたびに感じ方が違うことを楽しんでおりました。 しかし、今回はちょっとやりすぎたように思います。 話が破綻しているとかそういうことはないです。しかし、奇をてらいすぎたような… やる気が空回りしているような歯車のかみ合わなさを感じました。
私はそう感じましたが、これがよいと言う方もいらっしゃると思います。 今回の作品は個人の差がかなり顕著に出るような気がいたしました。 安易におすすめはできませんが、シリーズの続刊ですし、旧来からの本仁戻先生のファンが 買う分には決して損ではないと思います。
本仁先生の作品に接するのは初めてでしたが、絵の美しさと上手さに目を奪われて手に取り、読み始めたあとはキャラクターとストーリーに夢中になって、ドキドキしながら三巻を一気に読み終えました。
「寂しがりやの野良犬」テルと、見た目も中身もカッコいいミキが出会い、お互いにとってかけがえのない存在になっていく過程が、効果的な「犬」の比喩と、説得力のある心理描写をもって語られています。何度か繰り返して読み、行間が読めるようになってくるとますます味わいが増し、テルの切なさとミキの強さと優しさが胸に迫ります。
全篇にあふれる疾走感と青春ならではのキラキラ感がたまりません! それぞれの親友である柏兄弟との確執を軸にしたストーリー展開がすごくよく練られていて、恋だけではなく友情もたっぷり描かれているところが、物語に広がりと深みを与えているのかなと思いました。だからなのか、読後感がすごく爽やかで良かった!
じゃれあうことの延長線上にあるようなテルとミキのHは、けっこうあからさまな描写なのに不思議と清潔感があります。二人の表情に色気があってすごく素敵だし、人の体や体の動きをきちんと描ける漫画家さんなんだな、と感心しました。
絵もキャラもストーリーも文句なしに素晴らしく、疾走感と青春の甘酸っぱさにあふれた最高の作品です。読んで損なしです!
正統派美形×正統派男前のラブコメでは最高峰の面白さ!ボーイズにふさわしい青い胸キュンありーの、見せるHありーの、キャラの仕草ひとつとっても激しく色っぽい!!キャラの個性が際立っている上に、麗しい絵柄&ストーリーが完璧に練り上げられた点はお見事です。元ネタはSD時代の洋×三本なのですが、本仁さんのオリジナリティが溢れているので、昔読んだことがある方でも新たな感動が味わえます。読んだらハマること間違いなし!!本当にオススメですよー!!
|