文章のところどころに入る小さなポップアップはページを開閉するのに連動して動くしかけがあったり、かなり芸が細かいです。中心の大きなポップアップは360度どこからでも見て楽しむことができます。自分の頭の中でちょっとした挿絵をもとにあれこれ思い描いて読む絵本も楽しいですが、この本のように完成された視覚的イメージの世界の中に身をゆだねて読む絵本も楽しいかと思います。
"ドイツのマノウォー"との異名を取るドイツのエピック・パワーメタル、ウィザードの第7作。古き良きヘヴィメタルを称賛する一派トゥルー・メタルに属するウィザードは、これまでに激烈な疾走感に溢れる攻撃的なエピックメタル作品を作り続けてきた。本作は、魔女"Goochan"を中心に展開する一大コンセプト・アルバムであり、ウィザード史上最もドラマティックな作品となっている。名曲"Witch Of the Enchanted Forest"、"Pale Rider"、"Call To the Dragon"等を収録。中でも"Pale Rider"のドラマ性は別格。
ジム・ジャームッシュなんかの映画にも出演している男前、ジョン・ルーリー率いるThe Lounge Lizardsの1枚目。プロデュースはマイルスで有名なテオ・マセロ。収録されている曲は全て2分から4分くらいのコンパクトなもので、トータルでも40分ないから、気がつくとすぐ最後の曲になってたりする。スパイ映画かピンク映画のサントラみたいな妖しいテーマが主体の音楽だけど、そこにアートリンゼイのパラノイアックなギターであったり、アントンフィアの上手いんだか下手なんだかよくわからない微妙にずれたドラムが絡むと、彼ら独特のフェイクジャズに姿を変える。すごく変。この変な感じが、長い間ロックばかり聴いてきた僕には、とっつきやすい。
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