年に1回しかリリースされず 待ちに待った新作の発売! 最近のドラマDVDから考えれば 卒倒するほどに激高ですが、 それだけクリアする権利問題が多い、 つまりそれだけ重要な人物がたくさん出ている証拠。
特典映像も楽しみのひとつであるが ファンが気になるのは 露口茂はいつでるのか! あああ、山さん殉職まであと2年しかない。
今から思うと、豪華なCASTだった。沖正也・渡辺篤・神田正輝・柴田恭平・多岐川由美。とにかく楽しい。SHOGUNの歌う、「男たちのメロディ」という番組のテーマソングは、「運が悪けりゃ死ぬだけさ♪」と歌っていた。高視聴率なので、シーズン2を製作する話があったとう。
主役の沖正也氏の死去により、幻の番組になったが、いい俳優だっただけに惜しまれる。
沖雅也さんは、格好いいとか今で言う「イケメン」という表現とは少し
違う次元にいたような、本当の意味での「二枚目俳優」だったと思います。
代表作の「必殺仕置屋稼業」「太陽にほえろ!」などを始め、どの作品でも
別の表情を持っている沖雅也さんですが、この作品が個人的にはとても好き
です。麻生探偵事務所のメンバーたちも、皆さん個性的で本当に楽しい!
沖さん演じる「キャップ」は、キザだけどドジ。でも何故かクールで素敵♪
着るものはきちんとしているのに、常に赤字なので食事は「鯵サンド」又は
「カップラーメン」(これは、弁護士の小野寺昭さんと食べているシーンが
多かったような気がします。)
ダーツ(柴田恭兵さん)とナビ(渡辺篤史さん)のペアも面白かったですね。
急いで車を走らせる時には、パトカーのサイレンを車の上に乗せて、ダーツ
が声でサイレンのマネをしたり・・・。
こんなに楽しくて笑えるドラマは、その後あまり観ていないように思うので
色褪せない面白さをDVDで楽しむことにしています。
沖雅也さん、本当に素敵です。今でも大好きな俳優さんです。
かれこれ17年前に刊行された宝島社の「シナリオ入門」に、 黄金の70年代・山田太一と倉本聰という頁があり、ここに上記のタイトルで 闘いの日々はシナリオ技術参考にはうってつけだみたいなことで取り上げ られていた。構成力、ハコ書き、出演者の台詞の分担の配慮といったものは、 そして小澤啓一監督や村川透監督をはじめとした演出力。 本作を見たりすればドラマツルギーよくわかるとか。
シナリオ入門から抜粋「倉本脚本の担当分は当初の発想通り、初めから 完結まで考えられて書かれたものだから、当然話がうまくまとまっている。 時間制限のせいもあり、画面は全く無駄にできない。ただの車の走っている シーン、風景のシーンでも、声のほうは遊んでいない。他のシーンの(声)が 画面に挿入。倉本のシナリオは全ての画面に意味があり、画面が息づいてる。 これだけのシナリオがあって撮れないようでは、監督失格といっていい。 また、次の画面にかわる前に声だけが先に少し入るシーンが多い。 これもまたプロの仕事である」 ヤクザ抗争の刑事ドラマ中で、兄弟の情愛、黒岩と直子の恋愛などが、信じ られないような微妙な構成。 演出では何といっても村川透の才気が光り、 倉本はいい意味での映画畑の人でもあるとわかる。すべて無理なく1話1話が 完結するからだ。 そう受け取れるだけの中身の濃さが、本作にぎっしり詰まっている。 脚本家や演出家を目指す方々に、教科書みたいなドラマであるには違いない。 今回のDVDを見て触発された新人脚本家やテレビの製作の人が新しい刑事ドラマ や一般ドラマを生み出すキッカケにもなればいいですね〜
石原作品は、いつも壮大なOP曲から入るが、何故か闘いの日々だけが アバンタイトル挿入で始まるという昨今のドラマ冒頭と同じくらいの作りを している。この辺にも製作側の野心を感じる!!
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