ゆるくはありますが、過去のいろいろな名作品のオマージュ、典型の良いところを素直に取り込み、 人気番組やアイドルのパロディもいっぱいで、変な所に力みながら、楽しく作った、なかなか珍しい 傑作だと思います。レンタルで見た後、たまらず購入しました。 基本はスーパーマン:新聞記者クラーク・ケントならぬ普通?の女子高校生アナウンサー:佃美奈、 頑張り屋さんでポジティブシンキングな彼女の変身ヒロイン物ですが、それだけに細かい説明無しに 第1話から変身・活躍・犯罪者逮捕の流れに一気に乗っていきます。 各話で愛すべきウサギ型の妙な宇宙人が次々に登場し、そしてとってもかわいい別のミーナ達が 次々登場してきます。いつも前向きで良い結果を信じている人達による「水戸黄門」的な勧善懲悪 ストーリーで、心穏やかに楽しめます。 でも第9話、第10話で不穏な転換。そして第11話(最終回)は美奈の一途な思いでの一気の逆転劇で 爽快な大団円です。 おまけのEx 2は、それまでの全編がこのEx2のために在ったのではないかと思うほどの大いに 弾けて楽しい話。
これからもちょっと疲れたときに見て、心をほぐし元気をもらうことになるでしょう。
OPとEDのアニメーションは、本編の内容にぴったりのOP曲(HALCALI歌)とED曲(中田ヤスタカ 作詞作曲)に乗って良く動き、秀逸です。これだけでも何度も繰り返して見てしまいます。
補足:1981年「日本SF大会(大阪)」(DAICON'V)開会式でのランドセルの女の子と大根宇宙船が 出てくるアニメーション、それを発展させた1983年開催「日本SF大会(大阪)」(DAICON'W)の バニーガールが主役のオープニングアニメがあって、さらに2005年放送のテレビドラマ「電車男」の オープニングアニメ『月面兎兵器ミーナ』では、それへのオマージュとして人参付きバニーガールの 活躍が描かれた。そして、それが独立して全13篇のこのアニメ『月面兎兵器ミーナ』として完成したと いう歴史があるようです。 月城ミーナは25年を越える日本SFアニメの発展が生み出したヒロインかと思うと、胸が熱くなります。
ゲームの内容もなかなか面白かったですし、 結構古いゲームにもかかわらず、 箱や梱包も綺麗で大変満足でした。
“ビューティフル・ストーリー”はアニメ「月面兎兵器ミーナ」のエンディング・テーマ ということですが、見ていません、知りません。 でも、この歌はこれだけで、予備知識など不要で素晴らしい。 完全に中田ヤスタカ・ワールド。軽快なリズムに乗せて、根っこのところで明るい、 生きてゆくことへの前向きさに満ちた、口ずさみたくなる歌です。男性も女性も、 夢を持ったことのある人なら、さあ始めよう自分のストーリーを。夢を見続ける限り、 それは必ずビューティフルなストーリーになる。 この歌の存在に気付けて良かった。繰り返し繰り返し聞いています、口ずさみながら。 “変な恋”は、かなえられないと自分でもわかっている恋、恋がへたくそな私の恋の歌。 綿菓子のように溶けてゆきます。 歌い手、井上麻里奈さんは大変お上手です。彼女の歌を探してみようっと。
番組を見ている時からずっと、ミーナの変身シーンや闘っている時の「ミーナミーナミーナ♪」といってる曲が気に入っていて、サントラが出るのを待ち望んでいたので、期待通りにいい曲が沢山収録されていて嬉しいです。 キャラに合わせた可愛い曲から、スポルナのOPのロングバージョンも聴けて満足してます。
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