今回のストーリーは、シンプルに見えて複雑です。 けれど、この物語の上で、重要な、とても重要なエピソードがいくつか登場する。
重要なアイテムとして追いかけ続けていた「カンベエの巻物」。 その巻物を起動させる(?)魔法の合い言葉。
その言葉を口にした瞬間に現れた謎の青年。
ネタバレを恐れて語れば語るほど、 まるでとてもネタバレをしているようだがまったくそうではなく、 とても重要な要素がいくつも登場するので、 いくら語っても語り尽くせない怒涛の展開の今巻です。
ビリー「よしよしその調子だ 感度良好のまま一気にここから旅立とうぜ」
ケヴィンの旅立った先は果たしてどこか? ………そして新しく現れた「ケヴィン」の活躍は?
話の内容は今さら言うまでもなくすごく良いです。 音楽やキャストもとても合っていて良いと思います。
ただし問題は画質です。非常に悪いです。32型のテレビで試聴してもぼやけているのがすぐにわかります。色も引き伸ばされた為かほんの少し薄く感じます。 TV放映もDVDも見ていないので比較はできませんがそんな印象です。 ただ全ての話が全部ぼやけた感じかというとそういうわけではありません。中にはそれほどぼやけてないのも何話もありました。 ブックレットは46Pくらいあり、ストーリーに出てくる事のまめ知識や雑学が小さい字でびっしり書いてあるのでなかなか読み応えがあります。
だいたいどのアニメもDVDからBlu-rayに変わると、最低限OPやEDのスタッフやキャストの字や名前くらいはキレイに処理しているのにそれすらぼやけている。 これは明らかな手抜きとしか言いようがないですね。 またこれだけ低画質なのにディスク一枚の収録和数は5話というのもどうかと思う。 サムライチャンプルーのBlu-ray BOXなんかディスク一枚に9話も収録されています。
ちなみに1話あたりの価格は ¥1,077円くらいです。アニメのBlu-rayの中ではかなり安い方ではあります。 BOXはこれ以外には発売されていないので、画質にそこまで神経質にならないのであれば買って損はないかと思います。
ギャラリーフェイクもBlu-ray BOX化しないかな〜。
浦沢直樹が音楽をやって、それをCDにしたという話を聞いた時に、何度も購入しようかどうしようかと迷った。だが、止めていた。
一芸に秀でて名を成した人が、別の分野で何か作った時には、決して余技以上のものではないということが、これでも50年近く生きていればわかってくるので、浦沢直樹もその手だろうと思っていた。けれども、CasaBRUTUS特別編集 浦沢直樹読本 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)の中で浦沢の音楽について触れた文章を読んだ時に、何か違うのかもしれないと思い、改めて聴いてみることにした。
きっと浦沢直樹と同世代の人ならば、これを聴いただけでもうすべてわかってしまうだろう。
自分たちが熱を上げ、あこがれ、聴きまくった音はこれなんだ、と思う。
決して今様ではないけれども、きっとこんなのを聴き続けている人はいると思う。そんな音楽をカバーでなく、オリジナルでやり遂げてしまったなんて、これはもうマンガ家の余技ではない。まあだからと言ってプロとしてどれほど通用するのかと言うと、それも怪しいかもしれないが。
全体的に70年代ロックのテイストで作られている。面白いのは恋愛の歌がほとんどないということだ。音の面では青年時代をしているのだけれど、言葉ではしっかり中年しているというのが、また今の私にはしっくりきてしまう。だから、何度でも聴いてしまう。
それに、韻を踏んでみたり、かけ言葉のように歌詞が歌われているとそれだけで心地よくなってしまう。最近のラップなどの取って付けたような韻の踏み方よりよっぽどしっくりくるようにおもうのだが、どうだろうか。
そして、浦沢がやはりマンガ家だなあと思うのは、この限定版には「反省記の男」と題されたハードカバー(!)の本が付いていることだ。中身はなんのことはないレコーディング記録をまったく味気ない記録と浦沢の絵で1冊の本にしてしまっているのだ。
70年代に一生懸命ロックを聴こうとしていた世代の21世紀の歌と言っては言いすぎだろうか。
A couple of practical tips for survival in the first episode. When you encounter an emergency on a plane, you should sit on the seat and put a pillow under your seatbelt. The reasons are described in the first episode. The first episode was good as a story as well.
I personally like Chapter 10 about a policeman and a dog as his partner, because the action of an animal which cannot speak the language leads a human to move in the right direction.
Chapter 2 contains an interesting adventure through which Keaton survives using his scientific knowledge.
Many of the episodes sound authentic and thought-provoking, as it is not that they all have a happy ending.
Filled with remarkable human stories as always.
表紙に英語で書かれたなによりも適切な解説である、この本を紹介を最初に(あい なおこ意訳)。 「父は日本人、母は英国人。 本人は考古学者。日本人動物学者と英国人大会社経営者との息子。 勇気と知力と好奇心でいっぱいの探偵。 この謎に包まれた男の活躍を描く、第5巻である。」 婚約者ノーマンと娘パティーと一緒に西ドイツに越してきたジュリー。上の階の奇妙な老婆、自分を監視する赤いコート、そして、パティーは着いた当初から姿が見えない。パティーは本当にいるのか?スリルとサスペンスの「青い鳥消えた」。 大雪のためイタリアのカルニケ山地の山荘にキートンたちが閉じこめられる。眼前の白山には横にそって雪に割れ目が生じる。雪崩の中を生き抜かねばならなくなったキートンたちの方策は?「白い雪とノアの箱船」。 初老の画家が自殺したのは自分のせいだと住人は言う。太一の父太平は・・・「化け猫荘の人々」。 愛されていたのは兄だけだったと思っていた少年がキートンに出会って知ったことは・・・愛が心にしみる「セーフハウス」。 IRAの元女闘志ジェニファー・オコーナーが路上で射殺された。サンデーサン紙の記者ヒューズはジェニファーのテロ活動の関与に不信をいだきキートンと調査する。真実ははたして・・・連作「偽りの三色旗」「偽りのユニオンジャック」。ヒューズの信念に感動する。 一杯のスコッチウイスキーから話が始まるカーマイクル卿の悲劇と、イギリスと日本を股に掛けた天狗伝説「アザミの紋章」。これも当時の民衆のためにスコッチ密造を推奨したカーマイクルの信念がある。 そして、巻頭の「秘めたる宝」。 かつて自分の信念で学生運動に参加し、そして自分の信念で一人息子を育てた。宝物である大きな水晶を息子に与えた。しかし息子は一度だけ父に反抗し、与えられた水晶をこなごなに砕いた。そして、岩瀬は信念を失った。 生徒に「化石」とあだなされる岩瀬教諭。岩瀬は二度と立ち上がらないのか? 読後、泣いてしまいました。
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