冷静に考えてみて、一話独立形式のテレビ作品としては一話毎の起承転結はきっちりして
るんですよ。
しかし、ストーリーに問題がありそうな気がする最大の要因としましては起から承、
承から転、転から結への移行がスムーズではない事ではないかと思います。
早い話、画面上で起きている事があまりに現実離れしすぎているために、どこで感情移入
すれば良いのか分からないんです。
ネット上では、そういうのを「超展開」と呼ぶらしいですが、超展開でストーリーを組む
ために最も必要なのは「どうして、そうなったのか?」という理由付けなんです。
しかし、その理由付けがどうにも見当たらない。
どうして行く先々で都合良く宇宙人が現れるのか?
どうして佃はそんなに簡単に嫌がっているラビットフォースの力を受け入れるのか?
(しかも笑顔で)
ナナシはどうして、そんな佃を選んだのか?
そういう背景がしっかり描写されれば「おお、そうだったのか」って事になるかもしれない
のですが、そうでなければただの「御都合主義」も良い所だと思います。
おそらく、「こういうの」は、何も考えずまっすぐに付いていける方には面白い作品なの
だろうと思います。
私はちょっと無理でしたが、かの「電車男」もこの作品には嵌っていたそうですから、人を
選ぶ作品なのかなと思います。
Rewindは、先に、この歌のライターの川口大輔さんの歌うものを聴いてとても好きになったので、藤岡さんのバージョンも興味を持って聴いてみました。楽曲の良さに関しては、今更言うこと無しです。 藤岡さんのを聴いて、同じ歌でも声が違うと、思い浮かべる歌詞の映像がここまで違うのか?ということに驚きました。この歌を歌っている時点ではまだ10代だと思うのですが、ほんとに男っぽくて力強く、また時に色気さえ感じさせるほどの圧倒的な歌唱力。例えると、尾崎豊の男気と、skoop on somebodyのTakeさんの色気がミックスしたような・・。そして、川口さんのRewindの「二人で聴いたラブソングが街に流れ」の歌詞が、藤岡さんは「二人で聴いたクラプトンが街に流れ」になっている、このたった1カ所の違いも、歌の印象を変えています。私は川口さんのファンなので、彼の甘く優しい声のRewindが大好きなのですが、これはこれで非常に興味深く聴けました。みなさんも、是非聴き比べてみて下さい。面白いですよ。
小学館・週刊少年サンデー連載/椎名高志原作の
TVアニメ「絶対可憐チルドレン」第11〜14話を収録したDVD4巻です
超能力レベル7を持つ薫、葵、紫のアクションコメディーの痛快さにご注目。
「ハヤテのごとく!」で暴走した川口監督の腕前とお遊び要素もまだまだ健在です
(総合5.25/10点)
11th sence.「露天風呂!湯けむりに光る目」★★★☆☆5/10点
慰安旅行で羽伸ばしハメも外す。温泉という恍惚のスポットで
期待通りの薫の親父趣味、お約束解説で楽しませてくれます。
深夜枠に近いサービス路線が強く、ちょっと先が心配です(笑)
12th sence.「前途遼遠(ぜんとりょうえん)!日本の未来をテレポート!!」★★☆☆☆3/10点
葵と皆本の単独任務とONE FOR ALL,AND〜の着眼点は良かったのですが、
出だしで大体のオチが読めてしまった点や、巧妙なテレポート能力よる
作戦遂行が見られず残念。個人的に予告で大爆笑。来たかGS美神!
13th sence.「家庭崩壊?ゴクラク大作戦!!」★★★☆☆6/10点
薫の心に根付く家庭事情、最も近い「一般人」との距離感を描いています。
悩殺ボディコンの令子もとい母、姉の弾けっぷりに加え、
cv.鶴ひろみ&國府田マリ子という狙いすぎ配役に苦笑。椎名先生?そこで何を
14th sence「頭脳明晰!?チルドレンはメイ探偵」★★★★☆7/10点
心の全てが見える大人びた紫穂(子ども)と、弱者が弱者たる所以を暴き出した
お子様な大人とを対照的に魅せ、目が離せませんでした。上辺の言葉だけで
相手を量り、感情をぶつけるなかれ。父との関係、皆本の怒りもしかり。
大事なのは相手を知ろうとする余裕と視野の広さ(自制心)です
日経ビジネスオンラインでの川口氏の連載が面白く、本書を購入しました。日本製品の優秀さを実感しつつもなぜだか欧米製品を高級に感じてしまう…その一因にはおそらく本書のように明快に日本のものづくりの独自性、優秀性を論じた書籍がきわめて少なかったことも挙げられるのではないでしょうか。きわめて感性的な領域を論理的に(しかも楽しく)まとめられたこと自体、画期的なことで、日本を元気にする一冊だと思います。これから進路を考える中高生からものづくり最前線の方々、さらには日本研究者にいたるまで、幅広い読者層が楽しめる本だと思います。
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