角川書店・月刊ドラゴンエイジ連載/森山大輔原作 「クロノクルセイド」TVアニメ第17,18話を収録したDVD9巻です。 時は西暦1928年のニューヨーク。悪魔により行方不明となった弟・ヨシュアを捜すため 悪魔祓いのプロとなったシスター・ロゼットと、彼女の魂(寿命)を契約の代償として 力を発動させる爵位剥奪者・悪魔クロノの痛快銃撃アクション作品です。 (総合7/10点)
Chapter17「共犯者たち」★★★★☆(8/10点) 敵地へ突入し、ついにぶつかる悪魔vsマグダラ教会!悪魔との共同戦線を敷くことで、 人間の非力さの対比と、悪魔の凶悪な強さをいかんなく発揮した目まぐるしい戦闘描写 に圧倒されます。とりわけどんな状況にも怯まず的確に行動するロゼットの芯の強さが かなり秀でており、まさに決戦と呼ぶに相応しい仕上がりに目が離せません。
Chapter18「四人」★★★☆☆(6/10点) 気持ちと心がバラバラになったロゼット達を気遣うアズマリアの発案とは・・・? 何事も根詰めると結果が出ない、気分転換や協調性の大切さと助け合いの嬉しさを 凝縮しています。祭りの喧騒を離れ、高台から夜景を眺める二人の絆の姿が とてもロマンティック。サテラとアズマリアの誓いもはんなりと心があったかくなります。 今あるこの瞬間の歓びを噛み締められる余裕を感じさせられました。
本編に関しては、ファンにはお馴染みのTVストーリーで楽しめます。 今回1番のオススメはミリティア専用版ならではの特典ドラマCDです。 クロノワールドでは確か初めての試みではないかと思うのですが、 パラレルワールド学園ラブコメディ!!(笑) マグダラ女子学園に通うロゼ子と、パンデモニウム学園に通うクロノ(大人Ver.) 不良グループ「罪人団」の一人クロノとの恋に落ちる、 お嬢様学校のロゼット(もうこの時点で笑えます) ヨシュアやサテラも出ます! 個人的にはチャプター6ドラマCDでもいいキャラ出してたジェナイ君と、 学園生活指導のヘタレ教師デュフォー先生がお気に入り(笑) 今回の「前編」からチャプター8での「後編」へと続きます!
終始退屈しない、そういう曲です。 躍動的というやつですね、まさに。 特にラストが良いですよ。これは実際聞いてもらいたい、 というか聞かなきゃ分からないと思うんですが、とにかく是非聞いてくださいという事。 鳥(あるいは『君』)の視点が脳に浮かびました。 果たして一点減の理由ですが、あのケースです。 僕が疎いだけなんですが、最初取り出し方がわかりませんでしたよ。 メモリーカード(PS2)をDVDパッケージのあの部分から初めて取り出す時のような焦りが。
ロゼットとクロノの結末には賛否両論と言ったところでしょうが、”自らの命を犠牲にしても”というロゼットの決意が含まれていた以上、この結果にも納得できる。ロゼットがみせた弱さを受け止め、どちらかがではなく同じ道を選んだクロノ、2人が互いの手をとっている姿と表情は、とても安らかに見えた。エンディングがここまでだったなら、ここ数話の真っ黒な話(絵も真っ黒)の連続も”このシーンの引き立て役”として許せる事が出来たかもしれない。しかし、この後2人のシーンを台無しにする展開があるとは”正直”思っても見なかった。アズマリアのことをいっているわけじゃない。彼女はロゼットやクロノたちと共に過ごしてきたわけだから、2人を思い、悲しみや辛い出来事を乗り越えて、成長していくアズマリアの姿を描くのは自然なこと。裏切られたのはダラダラと悪魔になりかけている牧師さんの方。なにに絶望したのか知れないが、エンディングで出てこなくてもいいだろう。あなたのシーンが無かったら☆4つは出せてた。ストーリーはもう続かないのだから、最後くらい希望が持てるような形ですんなり終わらせて欲しかった。
アズマリアに続いてサテラが加わり、悪魔との戦いを共にする仲間が揃った中、断片的に語られてきたロゼットとクロノの過去に関わり、ロゼットにとっての憎むべき相手、クロノにとっては共に「罪人(とがびと)」と呼ばれる仲間だった悪魔アイオーンの登場が、ストーリーを大きく動かす事になります。ロゼットたちのピンチに加え、街全体が悪魔の脅威にさらされる中、レミントン牧師を初めとするマグダラ修道会のシスターたちも登場し奮闘する姿も見所の1つです。それにしてもアイオーンは、悪魔というより色魔というイメージが強いが・・。 バトルを描く作品だと、カッコイイと思える敵キャラが登場したりして盛り上がるんですが、どうもカッコイイというよりもエロさばかりが際立った登場回でした。しかも、アイオーンの登場する話の大半がそんな展開なので、なんだか苦笑いしてしまいます。
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