親の影響で子供が如何に心理的に病んで育つかを説いた本。 自分の不安定な心理状態は親から受けた悪影響であることを、自分に気づこうという視点で書かれている。 全てに賛同はできないものの、概ね同調できる内容でした。 これを読めば心理的な問題がすべて晴れる訳ではないと思うけど一つの道しるべにはなるでしょう。
ここを見ている人は迷わず買ってみては? 心理的に安定した人はまず興味をもたない本であり、こういった本に目が向く時点で自分の病みに多少なりとも気づいている証拠ではないでしょうか。 とても良心的な値段ですし、一読する価値はあるでしょう。
ぜひダメ親に読んで欲しいけど、そういった親はまず読まない本であるのが現実か。 自分が正しいと信じて疑わない、反省しない人はこういった本には反応しないと思われます。 うまくいかないですね。
「この空を飛べたら」を聴きたくて購入。 他にも好きな曲、知っている曲が多く、この価格のわりに得した気分です。 加藤登紀子さんの歌声は、予想よりもあっさりサッパリしていました。 私は熱唱型の方が好きなのですが、あっさりサッパリな歌声は気楽に聴くことができ、 心が落ち着く感じもします。
スポーツもののノンフィクション短編集。ノンフィクション賞受賞作「江夏の21球」も江夏のすごさを感じるが、私はこの本の中の「たった一人のオリンピック」が一番のお気に入り。 さえない大学生がある日突然「オリンピックに出よう!」と思いつき実行してオリンピック日本代表になってしまう話。ボート・シングルスカルの津田真男さんの生き方が痛快で面白い。 平凡な毎日から抜け出したいと思い、時間を止めて非日常的なことを実際にやってしまう。同じ思いはあるが、はたして自分に同じことをやる勇気があるだろうか?山際さんの冒頭の書き出しはとても考えさせられる。 「すっかり薄く丸くなってしまった石鹸を見てちょっと待ってくれと思うことはないだろうか。まるで自分のようではないか・・」
|