初めてマザーグースを読んだのは北原白秋の本訳でしたが、あの不思議な世界観が蘇った様な感覚に陥りました。
笈田敏夫などジャズの超ベテランから小松政夫などの喜劇俳優などジャンルを超えた詠み手による競演は値段以上の満足感があります。
最後の曲「コマドリの死」はパタリロの「クックロビン音頭」の元ネタでしたね、懐かしいです。
詩集を初めて買う方にも、そうじゃない方にもお勧めな一冊です。高村光太郎の「レモン哀歌」や中原中也の「汚れちまった悲しみに…」など。皆一度はどこかで読んだ事があるような代表的な詩ばかり。
ちなみに私は石垣りんさんの「くらし」が好き (・_|
いろんな人の詩が入ってるので、新しい詩人との出合いがあるかも。 お勧め!
Dr.コトー診療所は第一シリーズ、2004特別編、第二シリーズの全てを見たが、この2004特別編は特に気に入っている。 昌代さんの漢字練習帳のシーンと、早朝の船上で剛洋が東京行きを決意するシーンは、何度見ても目頭が熱くなる。 特典ディスクの制作日誌も面白かった。 礼別島に赴任した三上先生の奮闘を描いた特別編(第一シリーズの総集編プラスα)も収録してくれれば言う事なし。
『日本書紀』『古事記』のいわゆる「記紀」の解説書から、邪馬台国の存在や大和朝廷の成立など古代日本史を扱った本は数多にあるが、とにかく基礎資料たる『日本書紀』の原文を、全部読み通さなくても、せめて参照できるように手元において置かなければ正確な知識の習得はおぼつかない。岩波文庫のものは原文のままで、非常に詳細な注釈がついているのでとても参考になるだろう。反面、原文なので読むのが難しいから講談社学術文庫の宇治谷孟氏、あるいは中公クラシックスの井上光貞氏の現代語訳もそろえておけば万全だと思う。日本古代史に関心がある人で、専門家や歴史愛好家の書いたものを読むだけで満足しているような人がいるが、まさに自分たちの歴史を学ぶのであるから、きちんと『古事記』『日本書紀』の原典に当たるように心がけてこそ、正確な歴史認識を期すことができる。字が小さいのが気になる方はワイド版の方もお勧めである。
第3巻は第21代雄略天皇から第29代欽明天皇までを収録しています。『日本書紀』も、ほぼ史実だろうとされる時代に突入です。最大の見所はやはり第26代継体天皇でしょう。そういえば、本来の継体陵とされる今城塚古墳が発掘されて多くの耳目を集めています。王統が途絶えたため、北陸地方から請われて大和入りしたという継体天皇には多くの謎が残されており、謎が解けるわけではないのに、読み込みにも力が入ってしまいました。この巻は他にも、葛城氏の滅亡、仏教伝来など、重要事件が多いです。新興勢力の蘇我氏が急速に力を伸ばすのもこの頃です。記述が増すにつれて減るどころか、増加傾向の謎。面白いです。
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