一食抜いても観なさい!傑作!しかし横山秀夫は映像化作品に恵まれてるなあ。NHKの「クライマーズ・ハイ」も凄まじい迫力の傑作だったし、同じWOWOWの「ルパンの消息」も原作を超えた?と思われる傑作だったし。
上川隆也も良い作品に恵まれて乗ってるのか快演です。
内野さんの最高傑作!『風林火山』もよかったが、やはり、内野さんといえば『臨場』と感じる程の素晴らしい作品に仕上がっている。やはり内野さんの芝居力は凄い?根こそぎ拾って観なければ内野さんのやスタッフに失礼だ!みなさん、根こそぎ拾って下さい!!春先に第三章を期待してます!あと二時間スペシャルや映画化を!!
面白いしテンポ良く進んで 役者陣それぞれの良さが出ていると思います
特に主人公の寺尾聰さんが名演でした 最後の「生きてください」が良くて久しぶりに
泣きました
D県警を舞台にした短編集。 警察のどちらかといえば、デスクワーカに光を当てた話。 他の短編で主役だった登場人物が、 他の短編で脇役として登場する、といった仕掛けがあり、 短編集でありながら、1冊の小説としても楽しめる。 また、この仕掛けによって、脇役登場の部分でも 登場人物の県警での位置などを知ることができ、 また始めから、読み返したくなる。
設定のせいか、地味なのだけれど、ものすごく面白い! 登場人物たちを入れている箱が、 警察という特殊な世界であることが売りではない。 丁寧に、人間の心理を描いてある。 ここが、本書の『うまみ』そのものであり、 「全く新しい警察小説」を成功させた部分だと思う。
ちなみに本書は、ドラマ化された『顔 FACE』のシリーズ第一弾。 『顔』の主人公・平野瑞穂が主人公の『黒い線』収録。
タイトル名は「りんじょう」と読み、初動捜査をさす業界用語らしい。 後輩たちから校長とまで呼ばれる検視の神様にまつわる8つのストーリー。 そのいずれも、思わず唸ってしまう内容で、329頁あっという間に読み終えてしまった。 僕が読破した横山秀夫作品は「クライマーズハイ」「半落ち」に続いて、 これが3作目で、ありきたりの言葉ですが完成度の高さにいつも驚かされます。 横山さんの作品には1つの共通点があると僕は思った。 それは、主人公がみな人生の拠り所を持っているということ。 だから、主人公はみな熱くなれるのだと。 本作の倉石検視官の場合、それは「事件の真実を探求すること」で、 「黒星」という作品では、他殺と断定して一敗地にまみれるとわかっていても、 元部下の自殺の真相を探ろうとする。 横山さんの小説を読んでいると、人生の機微を知ることができて楽しい。
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