完全な負け戦であったミッドウェー海戦だが、唯一奮戦した飛龍に焦点を当てたのは良い。 DVDの内容に批判も出ているが、価格から考えれば十分なクオリティはあると思う。 つか、栃林氏の作品が異常すぎ。
・新人物往来社から帝国海軍関係で艦船模型を介した海戦の再現方法が今まで無かったので新鮮味を感じた。(((^^;) 個々の海戦の戦史としての評価は別としてこの本は入手して良かったと思っている。700/1シリーズを細部をここまでリアルに再現した製作者には頭の下がる思いである。個人的に気に入った場面はレイテ沖海戦前のブルネイ泊地にて油送船八紘丸から給油をうける戦艦武蔵の場面である。 最後にこの本の致命的なミスをあげるとすれば個人的には3点ある。1つ目はこの本の表表紙を飾る戦艦比叡の画像であるが何故、その比叡の後ろにもう一隻比叡が後続しているのか?2つ目はミッドウェー海戦の場面で何故、空母飛龍の横に海戦に参加していない筈の翔鶴型空母がいるのか?3つ目は南太平洋海戦やマリアナ沖海戦の場面では翔鶴型空母が珊瑚海海戦後に増設された艦首の機銃や艦橋の電探が無いのか?という点である。以上のミス以外は特に問題が無かったように思う。
数隻で編成された数艦隊を操り、夜間戦闘で敵艦を叩きのめすゲームです。
何分操作法が「速度5,取り舵北北東、直進5,一斉回頭右、1、面舵西・・・」な感じなので、慣れるまで大変ですけど。まあ、慣れたら大丈夫です。そんなに難儀ではありません。
発射した弾丸は、敵艦のどこかのパーツに命中し、そのパーツに応じて徐々に戦闘力が低下していきます。この命中時のどかんどかんどかんと言うサウンドと敵艦の壊れ具合が、楽しいです。
視界は大日本帝国軍が8000m、亜米利加軍が6000m、レーダー装備艦だと12000mです。又、照射(サーチライトで敵を照らすのです)された艦とした艦、及び火災中の艦は、20000m範囲から丸見えとなります。
これが何を意味するのか。例えば日本軍でプレイするのであれば、12000m圏外から特攻部隊が突入、8000m圏内まで肉薄し、敵主力艦を照射!味方主力の砲撃で敵主力を沈黙させるも、特攻部隊は集中攻撃を浴びて海の藻屑に・・・('・ω・`)
と、色々作戦の立て様が有る訳ですね。敵艦の動きの予測などもなかなか楽しい。
大和・武蔵の不沈戦艦っぷりがこれほど発揮されるゲームもそうはない、と言う点もポイントです。中途半端な距離じゃあ、40cm砲は彼女達の装甲を貫通出来ません。連合側でプレイするともう、悪魔ですけどね、こいつら・・・。酸素魚雷は、ほどほどです。別にそれほど強くないです。むしろ誘爆を喰らう足手まといかも(w
更に、キャンペーンモードも秀逸です。最初は彼我共に戦力が少ないのですが、続々と増援がやってきます。この増援をどの様な順番で行い、どの程度の危険を冒して陸軍に補給するのか、陸軍はいつまで保つのか、修理計画も考慮に入れ、どのタイミングで決戦を行うのか、と、なかなか楽しめるキャンペーンです。
残念ながら日本側だけですけどね。亜米利加側のものもあれば、最高だったのですが。
おっと、シングルマップとネットワーク対戦は、亜米利加側をもってプレイすることも可能です。結構、おもしろいですよ。対戦も。
ルールは激闘!ソロモン海戦史DXと大差有りません。まあまず、そちらのレビューの方もご覧になってください。
今回は、昼間の戦いです。だからよほど悪天候でない限り、丸見えです。
丸見えなので、駆逐艦も、雷撃が出来るほど近づく事はまずできません。照射も有りませんので、戦術の幅が狭くなりました。
更に、キャンペーンが有りません。これは実に痛い。
事実上のパワーダウンです。しょんぼり。
しかしまあ、ソロモンと比べれば・・・・なだけで、多分ゲームとしては面白いです。ソロモンと違って、視界が公平なので、対戦にはいいかも。それに、WWI時代の戦艦をあれこれ出来るゲームなんて、そうそう、有りませんからね。
戦記ものです。太平洋戦争の日米海戦の記録です。日本海軍の作戦の迷走ぶりがわかります。捨て身の特攻で、少ない勝機を見いだすはずが、引き返して、腰砕け。犠牲の僚艦に乗った人たちが浮かばれないような話です。現代の日本にもこういった病理を私は感じているし、日本人は、過去をよく研究する必要があると思いました。失敗を学ぶことが大切だと感じさせてくれます。
|