曲目が紹介されていないので此処に書きます
テレマン:ファゴットと通奏低音のためのソナタ ヘ短調
ファゴットと通奏低音のためのソナタ ホ短調
ファッシュ: ファゴットと通奏低音のためのソナタ ハ長調
ベゾッツィ: ファゴットと通奏低音の為のソナタ
ベデッカー: ファゴットと通奏低音のためのソナタ「ラ・モニカ」
エマニュエル・バッハ: ファゴットのためのソナタ ニ短調
ファゴットとチェンバロの落ち着いた演奏です
宗教臭くないバロック時代の音楽がとてもいい
ベデッカーの「ラ・モニカ」は16世紀頃の歌が元にあるようです
「お母さん 私を尼にしないで」
映像を思い浮かべながら聞くと面白い
千葉県民を35年以上やっているが、典型的「千葉都民」で、房総方面はとんと馴染みがない。なので、故郷という感覚は正直薄い。
それでも、見聞きしたことがある話も少しは入っているから、その合間に初めて知った“謎”が出てくると、なかなかに興味深く、つい引き込まれる。
文庫本には珍しい白色度の高い用紙にカラー写真を数多く掲載し、それでこのお値段とは、非常な割安感お得感がある。
それはいいのだが、それぞれの話題が2〜3ページの分量に凝縮され、しかも執筆者に、「文化財審議委員」といったお堅い肩書を持つ、お年を召したひとが多いせいか、文章に“あそび”や“ゆとり”が感じられない。まるで学術論文のような硬直した印象が拭えない。
だが、執筆者の中でひとり飛び抜けて若い方が執筆したコラムでは、千葉のプロスポーツ、千葉が発祥の地とされる事柄、千葉出身の著名人、などのライトな話題が紹介され、よいアクセントになっている。
各項目の並べ方も、歴史の流れや地域のつながりにあまり配慮がされておらず、やや散漫な印象がある。話題があっちに飛びこっちに飛び、脈絡や関連性を捉えづらい構成には、一考の余地があったと思う。
先に触れたコラムも、ページ数の関係からか、取り上げた項目数が少なく中途半端。なぜこの記述がないか、と残念に思うことがあった。
20年ほど前に刊行された書籍を編集し直したものだそうだが、記憶も生々しい東日本大震災の話題もしっかり取り込んで語られている。古く房総の昔から現在の千葉に至る、地歴、産業、文化、民俗などがコンパクトに通観できる、ユニークな一書である。
千葉に限らず、各都道府県を単位にシリーズものとして刊行されつつあるようだ。自分の故郷はもとより、興味関心のある土地の巻を手にしてみるのも、日本という国土や民族の新たな一面の発見につながり、知的好奇心を刺激するきっかけになるだろう。
「トテチテター」で表現されるいわゆる軍隊喇叭なのですが、このCDをプレイヤーにセットしてスイッチを入れると、淡々と流れてくる喇叭の響き・・ 万人好みがする内容ではありませんが、喇叭が好きな人、かつて喇叭手をしていた人、現在喇叭手をしている人、信号喇叭に興味がある人、喇叭を手に入れたけれどレパートリーが増やせないで困っている人・・・・などにはお勧めです。 私は舞鶴に住んでいたときに聴いた信号喇叭の音色が懐かしくて、矢も楯もたまらず衝動買いしてしまいました。 普段、なじみのない信号喇叭ですが、自衛隊や消防団では現役で活躍中です。ピストンのあるトランペットと違い、送り込む息吹の量とか唇の緊張の度合いを調節して音程を変える為、誰でも吹ける代物ではありませんが、私もこのCDを参考にして、旋律やテンポ、息継ぎのタイミングなどを勉強しようと思います。 各種隠し芸大会とか、野球の応援などに応用できるかも知れませんね(笑)
片手に出かけたくなる。千葉といっても広いからよくチェックしないと。
歴史の一般書と思い購入したところ、小学生中〜高学年向けの児童書だった。 しかし、十分に歴史好きの大人でも楽しめる内容だ。
上総国の中心地、上総国府跡は今だその正確な所在地が特定されていない。 産経新聞の記者である著者が、地元に残された伝承、遺跡、今に残る寺社などから国庁所在地を4か所に絞り、さらに地元の市役所、埋蔵文化財調査センターなどへの取材を重ねそれぞれの候補地を巡っていく。 各章の末には、社会科の授業のように「まとめコーナー」があり、大人でも納得のいくポイントが上げられている。
児童書らしく平易な語り口だが、実際のフィルドワークの書き振りは臨場感があり、ぐんぐんと国府推定の取材に引き込まれていく。
実は著者が取材をしたのは、当地の記者として赴任していた16年前のこと。 出版にあたり久しぶりに現地へ行き、偶然再会した当時取材した文化財センター職員さんとの再会のエピソードなど、読み物としても面白くまとまっている。
自分もこの本が出版される数か月前に、上総国分寺周辺を歩いたばかりなので、現地の姿が頭に鮮明に浮かんできた。 次回は本書を片手に再訪したいな。
大人にも、子供にもおすすめの歴史入門書でした。
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