1クール・12~13話放映の作品では、あまり多くキャラクターを出すとうまく処理できずに「出しただけ」になりかねないのですが、実は本作でも多少その憾みはあるかも知れません。それでも、本巻収録の中盤戦の単発エピソードに主人公以外のキャラクターを主役に据えた話を集中的に投入して、少しでも活躍の場を与えようという思いやりが話に反映されているのか、第7話や第9話はかなりの好作に仕上がっていて見ていて気持ちがいい。
ご存知、市川雷蔵主演の「陸軍中野学校」シリーズ全5作を収録したBOX版。どの作品を採っても楽しめるが、個人的には第一作が「007 カジノ・ロワイヤル」を凌ぐ面白さで、ベスト。すなわち、007誕生秘話ともいえるダニエル・クレイグ主演の同作も最愛の女性を死に追いやるスパイの悲劇性をメインとする筋立てであったが、同作では女性が最初からスパイであったのに対し、本作は運命の悪戯が布引雪子をスパイに貶め、最後は椎名次郎が自らの手にかけるという凝った筋立てで、悲劇性と虚無性がより強く観客の脳裏に刻み込まれる。正に本家007を凌ぐ傑作。また、ラストで衣服をうち捨ててベッドに横たわるシーンも含め、小川真由美のかもしだす清楚さと妖艶さの入り混じった美しさには、やられた。戦時中の椎名次郎が活躍する続編も是非観たかった。
昭和のアニメの設定に近いですね。マニア向けのようで結構幅広く楽しめると思いますよ。ラブコメは好きなジャンルですが家族と観れないのがネックですかね。
そろそろ物語のジャンルとして浮気しすぎなのではないかという気もしてきた「まにゅーば! ride AT」の第3巻です。
前巻で記憶が戻ったような描写があった気がするのですが実はそうではなかったらしく、コラボ企画を1話挟んで改めて文化祭込みの推理パートに入り直すことになりました。そこから何かと怪しい動きをしていた洞名先生との対峙を経て、「誰か」による宣戦布告までが今巻で描かれています。 今回、性別が判明した「誰か」の正体とは? 結局、あの道具屋は何だったの? そしてバトルも推理も準備された解決方法の中で作者さんはどれを選ぶのか? 等々の答えが次巻で出るのでしょうか。
ちなみにコラボ企画の内容は「緋立暗黒武闘祭り」と称するスポーツチャンバラっぽいケンカ祭りに、本作のキャラと内容紹介にある作家陣のキャラが参加して戦う。というものになっており、かなり懐かしいキャラの姿も見ることができました。 ところで内容紹介の「ら」に当たる部分は平手 将之先生だけのようなのですが、何故一人だけなのに「ら」扱いなのか、併記できなかった理由が気になるところです。(笑)
天幕中心の巻です。
いやぁ〜これは何ていいツンデレ。天幕はツンデレの鑑ですな。
そしてこの恋に鈍感な男子と女子の恋に対する初々しい戸惑い。
こっちもドキドキしてしまいます。
まあこんだけ天幕が絡んでくると天幕の好感度は一気にアップ。浮気性。
にしてもモテまくるハチベエ様。
こんなモテると嫉妬心なんてのは当然のように生まれるわけでして。
弓雁ちゃんなんかちょっと某鬱ゲーアニメのような雰囲気すら出してて怖い。
ああ弓雁ちゃんの立ち位置はやっぱそこだったのか。。
まあ盛りだくさんな7巻。
色々と動きがある分普段のハチベエパーツ愛は抑えられてますが、
これから先の展開が楽しみになる大変面白い巻でした。
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