本書を購入する前にチェックして欲しい項目を以下に挙げます。
□日本語を読むことができる □おおらかな気質である □分厚い本を読む体力と、ページをめくり続ける忍耐力がある □ミステリはかくあるべしという先入観を捨てることができる □自室の壁に殴っても良いスペースがある □時間が余っていて仕方ない □お金が余っていて仕方ない
8つ以上あてはまったら迷わず購入することをオススメします
次に、本書を購入してしまった方が読後にするべきことを以下に挙げます
・拳にテーピングをする ・壁を殴る ・ドンドンするなと、お母さんに怒られる ・被害者の会を結成する ・忘れる ・忘れられない場合は、信頼できる催眠術師を探す ・それも出来ない場合は、人に勧めて被害者を増やす
私はコズミックを読みましたと言うだけで、みんなが優しく接してくれると思います。
優れたコミュニケーションツールだと思うので、是非読んでみてください。
とわずがたりがこんなにも濃かった麻生久美子さん、そのhon-ninが引き出されているのは、吉田豪さんの手腕によるものでしょう。
新たに連載のはじまった「青春小説」銀杏の峯田さん(なぜか青春時代を回顧する男子小説は、クドカン氏然り、峯田氏然り、東北のご出身)、探偵と作家の両立なんてかっこよすぎる、でも本当なのかしら、とステキに想像してしまう古田日出男さんのハンサムな世界、「サブカルチャーの波が来たとき、たまたまのることができた」などと謙遜してみせながらも、実は非常にクールにお笑いも映画も俳優との距離も語ってみせる、たけしさんの「今」と、懐かしい賑やかさを思い出させる「オールナイトニッポン傑作選」。
本当はよみよま(モヨ子さん)、なめ子さん、ホンタニちゃん(連載一回延びました)、「自己誇示欲」という新たな境地で自己解体してみせるうさぎさんなど、女性陣に圧倒される毎号なのですが、今回ばかりは男性陣のhon-ninっぷりにやられました。
他の作品にもあるように「上手い」作り方。
内容が自己啓発的で、
どうしても眉唾になるか、
ちょっと悲壮な状況で読むことが多い種の本ですが、
その「上手い」つくりで判り易くて読みやすく、
あまり説教くさくもなってないので、
気軽に且つ真剣に読めるのではないかな。
ただ、この造りがちょっといただけない。せっかくの内容なのに、
マニアックか幼稚に見えるのではないかなぁ。
文字が大きくてものすごく読みやすい!
難しい言葉も一切なし。あっという間に読めてしまいます。
その中でMJの、いや成功者が必ず通る絶頂と墜落を、まるで自分の人生に起こっているかのように体感できます。
伝記でありながら小説。
そのスタイルが最大限に生かされた作品です。
MJについてインターネットで検索すれば、本書で述べられているより詳しいことが簡単にわかるかもしれません。
しかし、単に事実を知るだけでなく、キング・オブ・ポップがなにを考えどう生きたのか?
それを体験できるのは、本書だけでしょう。
言うまでもなく、マイケル・ジャクソンの入門としても最適な一冊です。
初めて読む著者の小説作法で最初は生意気ぶりがはなにつくかに感じましたが、最後までむさぼるように読むことができました。文章を何度もよみなおすこだわりがこうした魅力ある文章、刺激的なメッセージをつくりだしているのでしょう。大変勉強になる本でした。
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