そういえば、ちょっと苦しそうかな、トーコさん?
それに、ハイビジョンじゃないの?・・ま、それはさておき。
リリース発表から随分と待ってました。
ようやく観れてうれしいです(素直)。曲目も多いし、じっくりと歌を
聴けるし、満足かな。
持ち味はバッチリ出ていたと思います。
セトリも、IN LOVE AGAINからだけでなく、新旧取り混ぜて
とってもうれしいです。最初、緊張ぎみな様子ですが、ラストの
Beautiful Daysに向かって、リラックスでどんどんノッテいく
トーコさんの姿がとってもキュートです。
それにしても、バックステージとNYステージです。Disc2です。
これはすばらしい。トーコさんらしい(思い込みも含んでます)
ハニカミ感が出ていてナイスです。
それから、インタビューの間、「一回しかカメラのほうを見ない」
トーコさんは、ベリーキュートです!
ハニカミやさんだけど、しっかりと
トーコさんワールドにスタッフを巻き込む、静かだけどエネルギーを
感じました。(ホンマ勝手なレビューですいません・・・)
ところで、お色直しは2回ですが、私は、アンコールのときの
ブラックがおしゃれで好きですね。もちろん、全部お似合いですが。
言葉も絵も、とてもよかったです。
日頃忘れがちな大切な部分を 思い出せた気がします。
勧められた時に聞いたのですが、
この本の印刷かなにかの工程に
障害者の方が関わっておられるそうです。
本の内容とつながって、感動が増しました。
アシュケナージが20代のころの録音。彼はシューマンの作品にも若い頃から取り組んできた。クライスレリアーナはその後2回録音していて、どれも質の高いものだったか、この若き日の録音も魅力が横溢していて忘れがたい。
クライスレリアーナは若いピアニストが好んで挑戦する楽曲と言えよう。美しい旋律と華やかな技巧、華麗な演奏効果、ダイナミックな迫力など様々な表現個所があり、自己アピールに適しているのだろう。アシュケナージの録音も、もちろんその様な情熱に満ちているが、そこにはすでにスタンダードな解釈という軸を見据えた姿もある。冒頭曲は激しい流動感をともなうが、アシュケナージの拍は明瞭で、かつ流れを損なわないような配慮を伴っている。問題点を見出す人はほとんどいないのでは・・・?かつ中間曲では美しいソノリティで詩情を持って歌われる。そう、この人の場合、いかにスタンダードな解釈を目指していても、絶対的な詩情を持ち合わせているため、人の涙腺に触れるような音楽が湧き出てくるのである。終結部に向かっていく技巧は圧巻で、あるいはこちらの面にもっともキレがあったのはこの時代だったのかもしれない。存分にダイナミックな音楽を成功させて、見事に曲を閉じる。
フモレスケも同じように技巧と情感のバランスが巧みで、節々の末尾がきれいにおさまるのが印象的。
2台のピアノ、2台のチェロとホルンという珍しい編成の「アンダンテと変奏曲」は録音自体が貴重だし、シューマンのホルンという楽器への愛情も伝わる捨てがたい佳曲だ。これも品質の高い演奏で収録されており、このアルバムの価値をいっそう高めているに違いない。
マリア・カラス。プッチーニの歌劇「トスカ」は、恋人を捕らえられ、捕えた役人から恋人の命を引き換えに関係を迫られ、最期は自死する悲劇だ。悲劇のヒロインを歌うカラスには、神が宿っているとしか思えない。この歌劇も「プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」全曲」と同様の凄絶さを覚える歌声だ。
カラスの実際の舞台を見たことがないので、映像か、音源で想像するしかない。
CDを聴いていて、歌詞がわからない私にとって、歌声と音楽だけが、すべての手がかり。物語の概要を予習することもなく、いきなり聴いた。しかし、カラスの歌声だけで、涙があふれてしまった。
カラスの声って、たぶん美声ではない。鼻にかかったような不思議な音質だ。歌唱法は「歌手寿命に関わる決死的(たぶん。私は歌手でないので想像)」だ。異様なほどの高揚感を与えてくれる悲劇的終末。多くの方が語られているように、「他の歌手では再現不能」。そのことを理解できる
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